家の中に箱?ユニークな階段室を持つ開放感のある家

K.Matsunaga K.Matsunaga
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日本は国土の7割が山ということもあり、全体的に見ると建築物に適した平地はとても少ない国です。そのため、建築物が飽和状態の今、土地はとても高価なものになりました。住宅を建築するにあたり、住宅本体の価格を検討する際には土地の価格が全体の計画を大きく左右するもにになります。予算や取得できる広さを確保できない場合も多々あるため、どのように広がりのある空間を設けるかということは現代の建築設計においてのひとつの課題とも言えるのではないでしょうか。今回ご紹介するのは、より広さや開放感を作り上げるため、階段室にユニークな工夫がされた木造住宅です。CALL SPACE DESIGNが手がけたこの家は、知恵と工夫が凝らされ、外からは感じられないほど明るく広々とした空間が広がっています。

ブラックカラーのモダンな外観

「家」というシルエットを連想させる切妻屋根の外観です。直線的でシンプルにまとめられ、モダンなブラックカラーが玄関の木の素材を引き立てています。道路に面する玄関側はプライパシーを保ちやすくするため開口はシンプルに抑えてあります。そのため壁の面積がこの「家」のシルエットをより印象的なものにしています。細かなパーツでは、この家のインターホンもこの外観と同じ形にし、よりシンボル性を高める遊び心が取り入れられました。

大きな吹き抜けと開口で広がりのある空間

室内に入ると、外部からはまるで想像ができないほどの明るく開放感のある空間が広がっています。大きな開口ももちろんですが、設けられた天窓がより自然な光を取り込む役割を担っています。壁面の窓とはまた違う光や空を眺める楽しみをもたらしてくれる天窓は、小さなものでもとても大きな力を発揮するものです。大きく取られた吹き抜けと、屋根の勾配を利用しより高さが確保された天井が合わさり、実際の面積以上の開放的で爽快な空間を感じられることでしょう。

箱を階段室とした工夫

広々とした開放感を実現するため、作り手はなるべく「間仕切り」という手段を使わずに空間を仕切る方法を提案しました。それが、空間の中に収納ボックスを作り、その中に階段があるというものです。キューブ型の階段室は、他の広い空間が手伝ってコンパクトに感じるサイズです。収納スペースの中に階段を収めてしまうことで一体の機能的な役割を担うという、逆転のユニークな発想が生まれ、それと同時にバスルームなどのプライベート空間への仕切りの役割も果たします。間仕切りで「仕切るために」設けるものとは違う、「さりげなく隠す」ように緩やかな空間のつながりが確保されました。ホワイトが基調の内装の中に、優しい色合いの木素材が使われたこの階段室は空間のアクセントにもなっています。

2階から眺める階段室

吹き抜けを通して、2階の各居室には開口が設けられ、LDKとのつながりをもっています。いつでも家族が繋がっている安心感がこの家で過ごす時間をより温かなものにしてくれることでしょう。その居室の開口からの眺めも実に広がりを感じ、のびのびとした感覚を持ちながら居心地よく過ごすことができそうです。上から階段室を眺めると、壁に囲まれていながらも上は閉じられていないため、窮屈に感じない工夫がされています。手すり代わりのパイプも設けられ、工夫次第でとてもユニークな使い方ができる仕掛けが生まれました。この階段室の壁が上までないことがよりバランスに優れた存在感を持っています。これらの複合的な家具や、同時に見えるキッチンもこの家のために別注され、統一感のある柔らかな内装となりました。

別角度からの外観

敷地の庭側は、大きな開口があり道路側とまた違った表情を見せてくれます。しっかりと軒があり、それぞれの部屋につながる大きな窓からは室内に明るい光と開放感をもたらしてくれるでしょう。外壁には木材があしらわれ、ブラックカラーのモダンな表情と、温かみのあるやわらかな表情がとてもバランスのよい仕上げが施されています。それぞれの窓は十分な大きさが確保されていますが、室内側から見ると外部から見る以上に大きな開口に感じられます。広がりのある家は誰もが望む住宅への条件のひとつではありますが、より一つ上の工夫がプラスされることでユニークさと満足度をさらに高めることが可能です。

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