白と黒、これは最もシンプルでベーシックな組み合わせと言えるかもしれません。しかし究極のコントラストを作る組み合わせでもあり、はっと心に残るインテリアを作ることも可能です。今回紹介するのはどれもモノトーンを基調にしながら、それぞれ個性とスタイルを持った印象的な住まいの数々です。
最初に紹介するのは「光と風」をテーマに住宅のデザインと施工をおこなっているTERAJIMA ARCHITECTSによる住宅です。その言葉の通り、こちらの住まいも光に溢れ、開放的な抜け感が気持ちのいい空間となっています。光を反射する艶やかな石材の床、アクセントの生け花、中庭に設置された赤みの強い木材の縦格子など、モノトーンに華やかさを加える要素があちこちに見られます。モノトーンの洗練された空間にたっぷりの光と美しいアクセント、魅力的でないはずありません!
白い壁と天井、艶やかな石材の床、家具は黒で統一してモノトーンに。そこに大胆にも真紅のカーテンを投入!アクセントになっているアートや装飾品も相まって、どこか無国籍な雰囲気漂うゴージャスなインテリアとなっています。真紅のカーテンはやや透け感がある生地で重々しい印象を回避。
モノトーンが適しているのはモダンスタイルのインテリアだけではありません。相性抜群なのが北欧スタイルです。ベースをモノトーンに設定したら、スツールやローテーブルなどの一部の家具や床を素朴な質感の木材にします。これだけでシンプルおしゃれな北欧スタイルの基礎が完成!デザイン性の高い照明や自然素材の小物を加えればより洗練されたインテリアに近付きますよ。参考にしたいのはこちらのようなキッチン。
▶「住まいの写真」ページでは様々な種類のキッチンを紹介しています。◀
これまでに紹介した事例は黒&白のモノトーンに他の色や質感豊かな素材を加えたデザインでした。しかし本当に黒と白の二色のみにこだわった部屋が見たい!というあなたへは、こちらをご紹介。潔く、美しい、白と黒で構成された住宅はナイトウタカシ建築設計事務所によるもの。モノクロの世界でありながら光に満ちた洗練の住まいです。