住宅ファサードで家の表情が変わる!

A.Imamura A.Imamura
虹の家, STaD(株式会社鈴木貴博建築設計事務所) STaD(株式会社鈴木貴博建築設計事務所) モダンな 家
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住宅ファサードとは、家の正面外観を指します。住まいの印象や周辺環境にも影響を与える「顔」ともいえる場所です。見た目の印象を良くし、また家の表情をつけるデザインが大切なポイントです。今回は、そんな家の印象はもちろん、戸外や周囲環境を左右する素敵な住宅ファサードのデザインポイントをご紹介していきます。

住宅ファサードは周辺環境を意識して

住宅ファサードは、家の印象だけではなく街並みも変えます。外観デザインを考える際は、周辺環境に優しく馴染むように工夫しましょう。こちらはMAY COMPANY & ARCHITECTSが手掛ける三つの箱型が連なる外観が印象的な住まい。一軒家が立ち並ぶ住宅街に合わせて、木のルーバーやベージュカラー、ホワイトを用いて温かみのある雰囲気にまとめられています。優しく若々しいイメージのデザインは、都心で暮らす家族にぴったりですね。

住宅ファサードで街に開放感をつくる工夫

住宅ファサードのデザインは、街に開放感を与えるような工夫も必要です。例えばこちらのように、塀を作らずに、タイルを敷いたオープンなカースペースは敷地を仕切らないので、開放感のある印象を与えます。塀を設けずタイルを埋め込んだり、駐車場の屋根でなどで敷地を区切らない方法は、周辺環境に広がりを与え友好的な印象に仕上がります。

素材を組み合わせる

こちらは、海に面した高台に立地する住まい。広い間口と左右対称のデザインが風格を感じさせるシンプルモダンな外観です。大きなカースペースのシャッターには、節目のある素朴な木材質が使用されており、優しさをプラスしています。コンクリートとガラス、木の素材感を上手に組み合わせ、素材の違いがアクセントとなった印象的なシンプルモダンのファサードデザインです。

クレジット: www.m-architects.me PHOTO:YOSHINORI KOMATSU

カラーのミックス

こちらは、黒い外壁と片流れ屋根が目を引くシャープな外観です。住宅ファサードは、コンパクトな印象に見えますが、室内に入ると奥行きがあり広々とした空間が広がっています。玄関の白、黒い外壁、そしてアクセントに使用された木材の三つの素材と色がうまくマッチしており、クールな中にも温かみのあるデザインにまとまっています。また、ゆったりと正面にとられたオープンカースペースが広がりをより印象的に演出しています。

こちらではあわせて「斜めがポイントのファサード5選 – シャープでモダンなデザイン!」を紹介しています。

外観からはじめる景観まちづくり 

外観に植栽を配置して緑や草花などで街に潤いを与えましょう。例えば、こちらのように外構に花木を取り入れたり、塀に沿って低木を配置することで街に彩を添えることができます。夜間のライトアップ時には、植物の光と影の陰影でより優しく素敵な印象を街に演出することができます。家の植栽から景観まちづくりが始まると考えるとよいでしょう。

道路面を意識して立体的に

バランスのとれた住まいづくりをするためには、室内の空間はもちろん戸外空間や周囲環境にも配慮することが重要です。こちらは庭の代わりとなる大きなテラスのある住まい。ガレージ屋根をテラスとし、ガレージは壁も木のルーバーで覆われており光と風を効率よく取り込みます。木材ルーバーは、外への繋がりと広さを演出しながらも通りからの視線を上手に遮ります。立体的に立ち上がるテラスは、室内空間と街の景観の両方に優しい気配りが施されています。

クレジット: photo by Kai Nakamura

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