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新たな風景をつくる杉板外壁の家

Michi Koba Michi Koba
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ヨーロッパの戸建て住宅ではよく見かける杉板外壁。近年日本でも採用されるケースが増えてきているようです。岩本賀伴建築設計事務所が手掛けたこちらの住まいでも杉板の外壁がその外観を特徴づけています。モダンながらも温かみのある雰囲気が杉板外壁の魅力ですが、その他にもさまざまな利点があるようです。では早速見て行きましょう。

あらたな風景に表情を加える家

敷地は土地区画整理事業にて新たに造成された宅地。この計画が始まった際には隣接する宅地にはまだ何も建っていない状態だったそうで、意匠計画の拠り所となるものが特に何もなかったそうです。建築家は、まっさらな紙に色をつけていくように、何もない風景に新たな表情をもたらすような住まいを計画していきました。建物の平面は敷地の矩形をそのままは踏襲せず、「道路に向かってペン先を立てたような形状」とされ、一見しただけでは建物の奥行きや大きさを察知できない外観です。南側から見ると杉板の外壁がその存在感を示しています。ガルバリウム鋼板の外壁および屋根の斜面がボリュームに奥行きをもたらし、不思議な視覚効果が生まれています。杉板とガルバリウム鋼板の外壁で覆われた部分にはプライベートな空間が配置され、その下の開放的な白いボリュームにリビング・ダイニングが配置されています。

さまざまな顔を持つ外観

西側から望むと、また違った表情を見ることができます。シャープな屋根形状と、ガルバリウム鋼板がモダンな佇まいです。

呼吸する杉板外壁

杉板の外壁は、例えばガルバリウム鋼板の外壁と比較するとメンテナンス時期の間が短いという特徴があります。そこでこちらの住まいでは開口部や雨樋、設備などの収まりから独立させメンテナンス性を向上させています。また、突付けた杉板を押縁にビス止めした壁材は柔軟に取り替えが可能です。杉板を大きく仕上げ面を前に出して張ることで庇としての役割を持たすと同時に、長雨で木材が吸湿しても躯体まで届かない程度の距離を保ち、木製建具の廻りの水染も防ぐことができます。湿気をよせつけにくく、躯体にも優しい構造といえます。

​「育つ風景」を借景する

こちらは大きな開口に面したリビング・ダイニングの様子です。木目の美しい杉のフローリングが印象的です。この空間のプライバシーは南側に広がる「イチジク宅地」に植えられたイチジクの木が育つことによって将来的に守られる計画です。「イチジク宅地」とは区画整理後、地目を農地で維持するためにカムフラージュされた、畑にも宅地にも見える隣地のことで、その隣地からの借景がこの空間をさらに豊かなものとしています。

​シンプルでぬくもりある室内

和室からの眺めです。奥にダイニング、その手前に玄関部分を望みます。白い壁と自然素材でまとめられシンプルながらも温かみのある内部空間です。

​モダンな侘び寂びを感じる和室

正方形の畳が配された和室は、平面プランでいうところの「ペン先」部分に位置します。その特異な部屋の形状の上部は吹き抜けとなっており、トップライトも配されています。その高い天井からは裸電球のペンダントが吊るされ、この部屋の神秘的ともいえる独特な雰囲気を演出しています。低い位置に設けられたシンプルな造作棚とのバランスも絶妙です。

​トップライトのある吹き抜け

こちらがその吹き抜けを見上げた様子。尖った屋根のトップライトから陽光が降り注ぎます。畳にごろんと寝転がって吹き抜け天井を見上げると自分だけの小宇宙が広がりそうです。

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