バスルーム収納は、たいていのお宅でコンパクトサイズなのではないでしょうか。家族が多く、さらにそれぞれが使うシャンプーやボディソープがばらばらである場合、いろんなボトルが浴室内に氾濫してしまいますよね。スマートに収められて使いやすいバスルーム収納っていったいどんな形のものなのでしょうか。今回は浴室の収納方法とそのデザインについて考えていきます。いろんな工夫を駆使して、浴室をデザインしてみたいですね。
バスルーム収納って意外に頭を悩ませる問題なのかもしれません。一人暮らしでも、例えばシャンプーやボディソープを日替わりで使い分けたりする場合、それなりのスペースが必要になりますよね。同様に、家族が多くそれぞれにこだわりがある場合も、置けるスペースを目いっぱい使うことになってしまいます。なるべくシンプルに見せようとすると、それなりの工夫が必要に。では、どのようにスペースを作ればよいのでしょうか。
よくありがちなのが、棚状になった部分に必要なものをぎっちりと並べてしまうこと。スペースに収まりきるのであれば、それもアリですが、果たして使いやすいか、というと疑問符が付きます。こちらの浴室は、京都の株式会社和光製作所の手がけた、生活感を出さないバスルームです。一見一般的なシステムバスと変わりないように思いますが、壁の水栓がついた部分の上部を開けると、隠せるバスルーム収納となっているのだとか。使う場所に隠して仕舞えると、それだけですっきりしますね。
浴室内をすっきりと生活感のないように見せたいのであれば、使うたびごとに必要となるものを持ち込み、使い終わったら脱衣所の収納棚に仕舞うというのが、かなりシンプルな解決策といえそうです。とはいえ、毎回持ち運ぶのは面倒、と思われる方も多いでしょう。入浴セットとして収納ボックスにセットしておいて、出し入れすると手間はシンプルになりますが、やはりめんどくさがりさんには不向きかもしれませんね。
シャンプーやボディソープを家族で同じものを使う、というのであれば、バスルーム収納のスペースもある程度ミニマルに抑えることが可能になります。例えばこちらのお宅のバスルームでは、壁にポンプ式のボトルが4本、余裕を持って置ける棚を設置しています。賃貸物件ならば、シャワーフックを利用して掛けることのできるラックを取り入れると、同じ様に使うことができますね。足元がすっきりするのが大きなポイントです。
Photo: akihide MISHIMA
浴室内をシンプルにしたい、必要とする化粧品もそんなに数はない、という場合には、特に頭を悩ませる必要性はなさそうですね。シンプルかつ生活感のないように物を置くのであれば、ボトルの色や形を揃えるべく、詰め替え容器を買ってくるとよいでしょう。こちらのお宅では、形の同じものが色違いで3本並んでいます。一色にまとめると、見た目はよいですが、シャンプー、コンディショナー、ボディソープがどれか見分けるのが難しい状況もありえます。色違いにするのはスマートな方法かもしれませんね。