HOUSE-04(renovation): dwarfが手掛けたダイニングです。

リノベーションのメリット・デメリットを実例とともに完全解説!

Takashi Sasaki Takashi Sasaki
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リノベーションという方法でマイホームを手に入れることはそれほど珍しいことではないほど、その方法は一般化してきています。しかし、古い物件を再利用して暮らしていくことにまだ抵抗がある方もいらっしゃるでしょう。もちろんそれには新築に及ばない点もありますが、反対に家づくりや暮らしの面で新築では得られない魅力も持っています。そこで今回は、リノベーションのメリット・デメリットを見ていくと同時に、実例を挟んで中古物件の改修が生み出す家づくりや暮らしの幅、可能性について紹介していきたいと思います。

メリット1:リノベーションで選べる立地が増える

リノベーションによる家づくりにすることでの一番のメリットと言えるのが、選べる立地が増えることでしょう。便利で住みやすいエリアで敷地を探していても、新築であれば限りがありますが、リノベーションを念頭に中古物件も含めて探していけば、駅近くのエリアや人気の高い地域でもより満足のいく立地を見つけやすくなります。一戸建ての場合は既存の建物を解体して新築することができますが、特にマンションにおいては中古マンションも含めて物件を探していけることは、新築マンションだけで探すのとは大きな違いになるでしょう。

メリット2:新築よりも比較的コストが安くなる

ボルダリングを施した壁面:リビングダイニング: atelier mが手掛けたリビングです。
atelier m

ボルダリングを施した壁面:リビングダイニング

atelier m

リノベーションにおいては、内装などの表面部分は新築のように新しくしていきますが、その裏側にある構造部分は既存の建物の躯体を利用することがほとんどであることから、新築と比べると比較的建設コストが安くなることもメリットの1つです。一般的にリノベーションの建設費用は、床面積など同じ条件の新築と比較すると20~30%安くなると言われています。

メリット3:部分リノベーションで段階的な家づくり

ArchitectureLIVEが手掛けた
ArchitectureLIVE

Zinc-clad Bay Window Extension

ArchitectureLIVE

住んでいく上では中古物件を改修せず、そのまま暮らしていくことも可能です。そのため、新築では全てを新しく建てていく必要がありますが、リノベーションでは部分的な改修をするだけでもよく、そうした一部分の改修を何度か繰り返していくことで、最終的に全体を新しくしていくことも可能となります。また、それによってコスト面で無理のない家づくりをしていくこともでき、その都度の改修で集中的にこだわっていくこともしやすく、その時のライフスタイルに合った家づくりをしていくこともできるでしょう。

メリット4:完成後の空間や暮らしをイメージしやすい

HOUSE-04(renovation): dwarfが手掛けたダイニングです。
dwarf

HOUSE-04(renovation)

dwarf

新築を計画していくと、どうしてもまだ紙の上だけの話になり、現地に行っても更地あるいは解体予定の全く形の異なる建物が建っているため、なかなか新築が完成した時の部屋の大きさや隣家との距離感などを想像することが難しく、計画中の家のかたちや間取りでいいのか判断しづらいこともあるでしょう。反対に、既存の建物を利用するのであれば、実際にその場に立って部屋や窓の大きさや位置などをイメージしやすくなり、建築家とも誤解なく納得のいく家づくりをしやすくなるでしょう。

実例1:リノベーションで住環境を改善

リビングダイニング アフター: atelier mが手掛けたです。
atelier m

リビングダイニング アフター

atelier m

ここからは実例とともに、リノベーションが可能にしてくれる家づくりを見ていきましょう。まず最初のATELIER Mが手掛けた住まいは、建物の両サイドに5階建てのマンションが建ち並び、家の中にほとんど光が入らず、築70年以上で雨漏りもひどい状態の長屋でした。ここでは、高窓や光庭を設けることで、1階部分まで光が降り注ぎ、さらには風が通り抜けるように住環境が改善されました。また、雨漏りによって腐食した躯体も新しく取り換え、雨漏りしないようにシンプルな片流れ屋根になっています。屋根の形状については、「屋根の種類まとめ」も是非参考にしてみて下さい。

実例2:古民家リノベーション

こちらの環アソシエイツ・高岸設計室が手掛けた住まいは、江戸末期に建てられた古民家でした。日本の伝統的な構法で建てられ、その古さがとても魅力的な古民家に住んでみたいという方も多いと思いますが、実際にそこで快適に住み続けていくには現代のライフスタイルや耐震性などに適した家のかたちに改修する必要があります。ここでは、一度躯体だけに解体し、そこからジャッキアップ基礎工事などで耐震性などの家の耐久性を高め、また、設備機器を付け加えていくなどして、さらに100年先を見据えたリノベーションがなされています。

実例3:用途を変更するリノベーション

建物の中身を改修するということは、中古物件は住宅である必要はありません。こちらの建築計画網・大系舎 一級建築士事務所が手掛けた住まいはもともとテナントビルでした。ここでは住まい手がDIYで家を完成させることを見越して、必要最小限の設計・工事でリノベーションされました。このような用途変更を伴うリノベーションをコンバージョンと言いますが、コンバージョンも含めて考えることで物件探しや家の形もより幅広くなっていきます。

写真:森川貴史

デメリット1:既存建物の状態によってコストが変動

Arcoopが手掛けたリビング

リノベーションのデメリットとしてまず挙げられるのが、既存建物の状態によって建設費用が高くなってしまうこともあることでしょう。改修する際は中古物件の躯体をそのまま使うことになりますが、壁を剥がしてみると躯体に状態が悪く、耐久性・耐震性が十分でないことも出てくる可能性も十分に考えられます。柱や梁などの中身がどのような状態であるかは専門家でも事前に全て把握することはできないため、万が一ではありますが、後になって追加の費用が発生することがあることも念頭に置いておきましょう。

デメリット2:新築に比べて外観デザインや間取りの自由度が低い

リノベーションにおいても外観デザインや間取り、設備などをある程度自由に変更することができますが、もちろん新築のようにはいきません。既存建物の躯体はそのまま利用するため、耐久性や耐震性といった構造上取り除けない柱や壁がどうしても存在するため、外観デザインや間取りも新築と比較すると自由度が低くなります。もし、そうした点にこだわりたい方は、建築家に事前にその中古物件でどのような間取りが可能か、あるいは希望通りの家づくりが可能かどうかを確認してみるといいでしょう。

まとめ

海岸の突端に立つ民家のリノベーション: 水谷壮市が手掛けたレストランです。
水谷壮市

海岸の突端に立つ民家のリノベーション

水谷壮市

一昔前まではマイホームを手に入れるには新築が当たり前でしたが、現在ではリノベーションという家づくりのかたちも一般的になりつつあります。メリットの所で紹介したように、それによって住めるエリアの幅が広がるだけでなく、多様な住まいや暮らしのかたちを実現できるようになります。新築とは違った魅力を持っているリノベーションですので、デメリットもしっかりと念頭に置きながら、メリットを十分に活かせる家づくりをしていきましょう!

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