地方に取り残された空き家を活用してみませんか?リノベーションやコンバージョンのアイデア次第で、放置されていた建物が魅力的に生まれ変わります。建物の活用だけではなく、より個性と面白味のあるスペースができるので店舗や事務所としても活躍する例が沢山あります。今回は、地方の空き家を素敵にリノベーションした例をご紹介していきます。
地方の空き家を放置せず、リノベーションでスペースを活用してみませんか?例えば、こちらのような居住空間ではないスペースの活用方法もあります。こちらはSWAY DESIGNが手がける設計事務所兼ショールームとして空き家をリノベーションした例。4年間もの間、使い道のないまま放置されていた空き家を設計事務所、そして家の相談を受け付けるショールームとして運営するスペースとして生まれ変わらせた空間です。明るく開放感のあるおしゃれな空間は、これから新しく家を建てるお客さんのインスピレーションを一緒に掻き立てる素敵な雰囲気も兼ね備えています。
特に地方都市では空き家問題が深刻化しています。少子化や都市部への集中で社会問題となりつつある空き家の急増は、治安の悪化や街の衰退を招きかねません。そんな問題に取り組んだ、こちらは築60年の空家を賃貸住宅に再生するリノベーションプロジェクト。戸建てやマンションの再生活用方法を見出すことで、新しい家族世代が住みやすい住居環境を提案し、長い目線で地域の活性化を促進する試みです。
空き家として残された地方の町工場をコンバージョンで魅力的に生まれ変わらせることもできます。こちらは、元工場をリノベーションし、美容院とイベントスペースをつくった例。工場のしっかりとした構造や素材感を利用したスペースは、インダストリアル感のあるおしゃれなスペースとして人気です。元々の建物の魅力を引き出しながら、新たなスペースを展開する面白さはワクワクとした気持ちや店舗の個性を存分に引き出してくれます。
こちらは、神田瀬町のアトリエが手がける鉄骨造倉庫のコンバージョンです。 既存の建物の用途を変更し、全面改装やリノベーションで新しい建物へと再生させる手法は、採算の合わなくなったオフィスビルや歴史的建造物を住居や商業施設として甦らせることができます。空き家として価値の低い物件がグッと魅力的に生まれ変わることで、建物の資産価値が新たに生まれる点でも魅力的ではないでしょうか?
例えば、借り手のない古民家を自分のライフスタイルに合わせて再生させる古民家再生はいかがでしょうか?こちらは築80年の古民家をご夫婦お二人の生活にあうくうかんとしてリフォームした例。もともとの素材感や落ち着いた雰囲気を残すよう色合いや素材感などは特に慎重に吟味され、 床はナラの無垢板、壁はすべて珪藻土塗り仕上げが施されています。 和の空間にある陰翳の美しさは、耐久性のあるしっかりとした住まいと共に、夫婦二人の静かな生活を優しく見守ってくれます。
コンバージョンでは、アイデア次第でどんな建物も個性ある空間に生まれ変わります。例えば、こちらは元銀行を居住空間として再生させた例。元銀行とは思えないシックな外観、室内は広くて開放感のあるリビングが配置されています。もともとの建物の特徴や強度を生かした間取りや採光など、新築やマンションでは決して生むことのできない魅力が満載の家が生まれました。
クレジット: オレンジハウス