​空間の変化とつながりを楽しむ仕事場併用住宅

Michi Koba Michi Koba
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仕事場併用住宅で重要となってくるのが職住それぞれの空間の関係性です。適切な距離を保ちつつも空間が狭くならない効果的な空間の分け方をしたいですよね。今回ご紹介するATELIER CHOCOLATEが手掛けたこちらの住まいは動物病院とその獣医であるクライアントの併用住宅。1階にクリニック、2階に住居として職住分離をしつつ、建物の周囲に設けた塀と建物の間に生じる外部空間を利用してそれぞれの空間の関係性に変化を持たせることで、空間に広がりを持たせています。では早速見て行きましょう。

Photographs : OOKURA Hideki / KUROME photo studio

​表情豊かな外観

帯状の塀と、片流れ屋根のボリュームが生む多様な表情: atelier CHOCOLATEが手掛けた商業空間です。
atelier CHOCOLATE

帯状の塀と、片流れ屋根のボリュームが生む多様な表情

atelier CHOCOLATE

片流れ屋根を持つシンプルな建物に白く塗装したエキスパンドメタルの塀が重なり、眺める角度によってさまざまな表情を見せてくれる独特の外観となっています。建物の外壁はフレキシブルボード下見板張りとダークグレーの吹き付け仕上げが採用され、寒色を基調としたクールでモダンな印象を与えます。そのボリュームにエキスパンドメタルの軽快で変化に富む要素が重なることで、どこか柔らかみのある雰囲気が生まれています。

​台形状の庭がもたらす変化に富んだ外部空間

鋭さと温かみの共存するファサード: atelier CHOCOLATEが手掛けた商業空間です。
atelier CHOCOLATE

鋭さと温かみの共存するファサード

atelier CHOCOLATE

前面の道路側には写真左の動物病院用のアプローチの他に、5台分の駐車スペースが確保されています。画面右の塀に溶け込んだ扉が住宅へのアプローチとなっています。塀と建物の間にできた空間には動物の庭、バックヤード、住宅の前庭がそれぞれ配置されています。塀を敷地と平行に、建物を敷地に対しわずかに回転させて配置することで、その間には台形状の庭が生じ、変化に富んだ面白みのある空間となっています。

​待合スペースと隣り合うドッグラン

建物と塀の隙間に生まれる台形状の庭空間: atelier CHOCOLATEが手掛けた庭です。
atelier CHOCOLATE

建物と塀の隙間に生まれる台形状の庭空間

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病院待合スペースを囲む外部空間はウッドチップが敷き詰められたドッグランとなっています。ガラス張りの待合スペースから、外周の庭で動物たちが走り回る様子をうかがうことができます。

​柔らかな光に包まれる待合スペース

1階動物病院の待合スペース: atelier CHOCOLATEが手掛けた商業空間です。
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1階動物病院の待合スペース

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こちらは待合スペースの様子です。大きなガラス面で明るく開放感があり、また外部空間とのつながりを感じることもできる空間となっています。床には動物にも優しいリノリウムが、天井にはOSB素材の下がり天井が採用されています。天井には間接照明が設けられ、OSBのぬくもりあるナチュラルな素材感とも相まって、温かみのある空間を演出しています。

​居住スペースのある2階

白いコアボリュームとそれを囲むリビングダイニングと客間: atelier CHOCOLATEが手掛けたダイニングです。
atelier CHOCOLATE

白いコアボリュームとそれを囲むリビングダイニングと客間

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2階全体は住宅スペースとなっています。中心に水回り、寝室、屋根裏部屋が収まったコアが配置され、それを囲むスペースにリビング・ダイニングおよび客間がそれぞれ配置されています。リビング・ダイニング、客間、北側バルコニーそして寝室を巡る動線は回遊可能に設定されており、空間のつながりを感じることができます。

​吹き抜けのあるリビング

最大5mの吹抜け空間: atelier CHOCOLATEが手掛けた和室です。
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最大5mの吹抜け空間

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片流れ屋根の勾配に沿って、2階には最大天井高5mの吹き抜けがあり、開放的な空間となっています。同時に、梁あらわしの天井、外周壁の室内側に採用された木毛セメント板が温かみのある素朴な雰囲気を生み出しています。また木毛セメント板を使用することで断熱効果も期待できます。

​リビングの延長空間としてのバルコニー

リビングの延長となるバルコニー: atelier CHOCOLATEが手掛けたリビングです。
atelier CHOCOLATE

リビングの延長となるバルコニー

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2階リビングから続く外部空間はバルコニーになっています。床面には1階部分にも光が届くよう、エキスパンドメタルが採用されています。バルコニーとリビングはフラットな床面で繋がり、また手すりにはリビングの内壁同様白色が採用されており、内部空間と一体的な空間としての外部空間が意識されています。

​素材の変化が楽しい空間

多様な木質材料を組み合わせた内部空間: atelier CHOCOLATEが手掛けたダイニングです。
atelier CHOCOLATE

多様な木質材料を組み合わせた内部空間

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OSB素材の天井、SPF材の梁、ナラの無垢フローリングの床、マツのLVLのあらわし柱、シナ合板の造作家具と、多様な木質素材をはじめ、白く塗装されたコアの壁、木毛セメント板の壁等、さまざまな素材が組み合わせて使用され、素材の変化が楽しい空間となっています。また随所にもうけられた窓から差し込む光の加減によっても空間の表情の変化を楽しむことができるでしょう。

空間の変化とつながりを楽しむ仕事場併用住宅について何か感じることはありますか?ぜひコメントを書いて下さい!
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