収納のあるベッドの選び方

Aya F. Aya F.
Интерьер DG, INT2architecture INT2architecture 北欧デザインの 子供部屋
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収納は、どんなお宅においてもいろいろと頭を悩ませる問題。ミニマリストなどの一部の人を除いて、物をどのように仕舞うのがよいかはいつも試行錯誤しているという方も多いでしょう。収納の選択肢として入れていただきたいのがベッドです。物を収める機能のついたベッドは、一粒で二度おいしい家具。コンパクトなお部屋にも便利です。今回は、そんな多機能を備えた優れもの家具について考えていきます。お宅にぴったりのデザインやアイデア、見つけてみてくださいね。

収納付きのベッドの利点

ベッドはかなりの床面積を占める家具。それも一般的には低い位置にあるため、コンパクトな部屋では、下手すると家具だらけになって足の踏み場がなくなってしまう、なんてこともありえます。そのため、この大きな家具と他の家具とを組み合わせて使えるとすっきりと広々としたインテリアにすることが可能に。特に一人暮らしのワンルームなどでは上手に取り入れることで、暮らしやすい空間を作ることができます。

造作タイプでシンプル

子供のいるご家庭では、子供部屋をどう作るかはいろいろと頭を悩ませるのではないでしょうか。部屋数がある程度確保できる場合でも、それぞれ必要なスペースが十分であるかは、家具選びによっても変わってくるもの。なるべく上手でシンプルにまとめたいのであれば、空間に合わせて造作するといいですね。こちらのロフトベッドでは、二人がゆったりと眠れるだけでなく、足元には引き出しがあり、同じ素材で背の高い収納家具が設置されています。お部屋のカラーリングがうまくいくので、すっきりと見せることができますね。

本を収める場として

衣類の収納場所にはそんなに困っていない、という方でも、何かしらのものの収める場所には頭を悩ませているのでは?例えば本。読書家の中には、収集癖がある方も多いでしょう。本棚に収めきれなくなってきた本、どこに置くのがよいでしょうか。こちらのベッドは、マットレスの足下にぐるりと三面、本が収納できるスペースが設けられています。もちろん、本に限らず小物などを置く場所としても使えそうですが、棚の奥行きがあまりないため、小さな箱などを利用して収めるとすっきりしそうですね。

エコを意識するなら

homify モダンスタイルの寝室 ベッド&ヘッドボード

学生時代や単身赴任中の短期間だけのために家具を選ぶという方では、安い物に目が行きがち。でも、その後の家具はゴミにしかならないのであれば、買うときにその先の事も考えておきたいものです。こちらのベッドは段ボール製。引き出しの収納付きで衣類やリネンなどが収められ、ヘッドボードの部分には同じく段ボール製の本棚。家具そのものが軽いため、下に隠れている本も、簡単に移動させて出し入れができて便利ですね。環境にやさしいのも素敵です。

シンプルに

いろいろな収納家具を部屋に置くと、それだけで圧迫感となってしまいがち。開放感のある空間を作るのであれば、なるべく家具は背の低めのものに抑えて、壁に凹凸を増やさないようにするのがおすすめです。こちらは鳥取県の建築家・株式会社Plus Casaの手がけたお宅の子ども部屋。広々とした空間に置かれたベッドはシンプルなデザインです、たっぷりとしたサイズの引き出しが2つついています。衣類やシーズンオフの布団などを入れる場所としても活躍しそうですね。

寝室に小上がり

ベッドを置くと、それに合わせた人数しか寝られなくなるのが難点ではあります。こちらのお宅の寝室では、フローリングながらも小上がりに布団が敷けるような造りとなっています。もちろんその下には大容量の収納スペース!この空間をまるごと物を収めるために使えて、しかも普段は物があることすら感じさせないのがうれしいですよね。ロフトや小上がりを作ると、天井までの距離が近くなるため、圧迫感を感じがちですが、寝るためのみに使うのであれば、特に問題は感じないでしょう。

Photo: 金田幸三

空間とデザインに合わせて上手に家具選びしたいですね。ご意見ご感想お待ちしております。

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