玄関は、多くの人が出入りする場所。風水の観点から見ても、外から気が入ってくる場所として重要な意味を持つ場所といわれています。今から家を建てる方や引っ越しをされる方、または既存の家の玄関に手を加えることで運気をアップさせたいと考えられている方は、風水が気になったりするのではないでしょうか。厳密に考えると、住む人の生まれた年や家の造りなどまでも考慮していかなければならないものですが、今回は基本的に押さえておきたいポイントについて考えていきます。
風水において、玄関はとても大切な場所といわれています。風水をきっちり考えていく場合、住む人の本命卦によって方角の吉凶を見ていくため、正確な鑑定を求める方は専門家に直接お願いするのがベター。とはいえ、ざっくりいうと、家のいくつかのポイントを押さえておけば、何もしないよりは運気がよくなるとされており、玄関はその中でも最も大切な場所とされています。とにかく玄関だけきれいにしておけ、といわれる専門家もいらっしゃるとか。
よい気も悪い気も、エントランスから出入りします。理屈を抜きにしても、きれいに掃除をした後の空間が清々しく感じられるように、よい気は清潔な場所に宿るもの、ということは、私たちは経験的に感じていますよね。風水的な観点からも、常にすっきりときれいに片付いているということは、とても大切なポイント。あれこれアイテムを買い集めたりするよりも、シンプルに毎日掃除をして清潔に保つことの方が分かりやすく、気持ちがよいものです。
こちらは松本市の建築家・藤松建築設計室の手がけたお宅のエントランス。自然の素材で暖かさが感じられる空間です。
すっきりときれいに片付いたうえで、シンプルに何か手を加えたいと思われるのであれば、植物を置くことをおすすめします。鉢植えや切り花などの生きた植物は、よい気をもっているため、入り口に飾るのに適しています。どんなものでも生きている植物ならばアリですが、敢えて選ぶのであれば、葉の形の丸いものがおすすめです。逆に葉のとがった形のものは、ドアの外に置くと、悪い気を払ってくれる役割を果たしてくれるといいます。
気の出入り口である玄関。外から帰ってくるときに、悪いものはなるべく払ってから家の中に入りたいと思いませんか?そうした気持ちに適っているのがマット。厳密には、ドアの外に奥に置くことで、悪い気を家の外で払うことが可能になりますが、日本家屋のように、靴を脱いだあとに踏む玄関マットは、足に着いた埃や小石などを拭ってくれる役割を果たしてくれるため、室内が汚れにくくなるようです。運気アップを狙うのであれば、ドアの外が効果的かもしれません。
風水でよく聞くのが、方角とそれに合った色の取り合わせについて。方角によって木・火
土・金・水の気をもっており、そのパワーとバランスをとるために、色を組み合わせていきます。例えば、北は水の気を持ち、悪いものを流したり冷えやすかったりという性質があります。そのため、ベージュや暖色系の暖かみのある色合いを取り入れることでバランスをとります。同様に各方角それぞれにラッキーカラーがあるのですが、よくわからない、という方には、とりあえず明るい玄関になるようにカスタマイズすることを心がけてください。
運気をアップさせるために置きたいものがあるように、おいてはいけないものもあります。例えば、ドライフラワー。観葉植物などの生きた植物とは対照的に、枯れた花は悪い気が溜まりやすいため、NGです。また、靴も出しっぱなしにすることは避けましょう。散らかった状態には悪い気が溜まりやすくなります。また、よく言われるのが入り口のドアの正面に置かれた鏡。折角入ってきたよい気も跳ね返してしまうため、鏡を置くときにはドアとの位置関係に気を付けましょう。
Photo: makethatstudio
【風水についてはこちらの記事でも紹介しています】
▶homifyで建築家を探してみませんか?無料で使える募集ページで見つけましょう!◀
募集ページはこちら!