ビニールクロスを取り入れる?壁紙の選び方

Aya F. Aya F.
Teca, SLOW WOOD - The Wood Expert SLOW WOOD - The Wood Expert 北欧デザインの リビング
Loading admin actions …

ビニールクロスは、壁紙として広く使われる素材。壁紙の素材はいろいろありますが、他の素材と比較すると価格の低いため、低コストで家を建てる場合によく使われているようです。お部屋の壁紙を選ぶときに、ビニールクロスか他の素材のものにするかは、予算の面だけ見て判断してしまうこともありますが、それで本当に大丈夫でしょうか?今回は、壁紙を選ぶときに気を付けたいこと、知っておきたいことについて考えていきます。

ビニールクロスって?

ビニールクロスとは、塩化ビニール樹脂を主な材料として使っている壁紙のことですが、安価で色柄のヴァリエーションが豊富であるため、住宅の壁によく取り入れられています。耐久性があってお手入れがしやすいということ、そして壁の仕上げにかかる時間が、伝統的な漆喰や珪藻土などの壁づくりよりも格段に短くなることから、より取り入れられることが多くなったようです。ローコストで家づくりを考えられている方にはありがたい素材といえそうです。

手入れのしやすさ

ビニールクロスのメリットとして挙げられるものの一つが、手入れのしやすさ。ビニール素材であるため、壁に飛び散った汚れなども洗剤や水などを使って掃除することが可能といいます。特に汚れやすい水廻りでは、頻繁に水拭きできて清潔に保てそうですね。物によっては消臭効果や防湿効果のあるビニールクロスもあるらしく、空間に合わせた機能性のものを取り入れて、快適さをアップさせたいところです。

こちらはパパママハウス株式会社の手がけたお宅のお手洗い。大胆な水玉の壁紙が印象的です。

シックハウス症候群?!

安くて機能的、デザインも豊富というと、思わず飛びつきたくなりますが、デメリットも知っておく必要があります。住宅関連の問題として耳にすることがあるシックハウス症候群の原因となっているのが、塩化ビニールから発せられるホルムアルデヒドといわれています。とはいえ、原料に塩化ビニールを使用しているビニールクロスは、健康に害があるものと安易に考えがちですが、最近では安全のための規格があり、規格適合品を選べばホルムアルデヒドの発散量は低く抑えることができます。逆に、化学物質に敏感に反応する人はこれを避けた方がよさそうですね。

手軽な模様替えならウォールステッカー

VARIETY IS THE SPICE OF LIFE, Bumoon Bumoon ミニマルスタイルの 子供部屋 アクセサリー&デコレーション

壁紙を変えると空間の雰囲気もガラっと変わって、まるで引っ越しをしたかのような気分が味わえるものですが、賃貸物件ではそう簡単に壁に手を加えることは難しいですよね。それでもの雰囲気を少しでも変化させたいと思うのであれば、ウォールステッカーを取り入れてみるのはいかがでしょうか。最近ではきれいにはがせる素材のものも多く、既成のステッカーにもいろんなモチーフのものがあるため、いろいろと組み合わせてみると楽しめそうです。

素材の良さを生かして

homify モダンな 窓&ドア テキスタイル アンバー/ゴールド カーテン

アレルギー体質の方には、なるべく化学物質の刺激を減らしたライフスタイルを心がけていらっしゃることも多いと思います。そうした場合にはやはりビニールクロスではなく、別の天然素材のものを壁に取り入れるのが安心でしょう。伝統的な漆喰や珪藻土を使ったものの他に、紙や織物を使ったクロスというものがあります。どれも天然素材ゆえに環境にも優しいのがうれしいですね。それぞれ質感が異なるため、インテリアに合わせて素材を選んでいくといいでしょう。

大胆な柄の取り入れ方

空間の印象を劇的に変化させたい場合には、大胆な柄入りの壁紙を取り入れるのも一つの方法。こちらのお部屋では、幾何学模様のうねりが印象的な壁紙が取り入れられています。個性の強い柄を取り入れる場合には、やはり空間とインテリアとのバランスを考えていくことが大切。空間の壁すべてに柄入りの壁紙を取り入れるのではなく、アクセントとして一面だけにすると、柄のインパクトが引き立ちます。

素材にも気を配って壁紙選びをしたいですね。ご意見ご感想お待ちしております。

住宅建設や家のリフォームをお考えですか?
ぜひご連絡下さい!

注目の特集記事