四角形にはない魅力がそこにある… 変形した形状の室内空間best5!

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変形敷地を活かす暮らしのかたち「三角の家」, 一級建築士事務所A-SA工房 一級建築士事務所A-SA工房 モダンデザインの リビング
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部屋は四角形である… 多くの人がこれが前提であるかのように家のデザインを選んでいます。しかし、そうでない部屋もまたあるのです。「四角形以外だと使いにくいのでは?」「圧迫感があるのでは?」そう不安に思う方にこそ読んでほしい今回の特集【 四角形にはない魅力がそこにある… 変形した形状の室内空間best5!】です。さっそくどうぞ!

三角形の敷地

まず最初は大阪府の建築家藤原・室 建築設計事務所が手がけた住宅から。敷地が三角形のため、建物もそれに倣った形状に。写真は二階に配されたLDKの様子です。斜めに入る壁と勾配天井が動きを生み出し、ダイナミックな印象の室内となっています。大きな開口部からは開けた景色を眺めることができ、実際の面積よりも広く感じられそうです。

photo by 藤原慎太郎

頂点を活用する

続いては東京都を拠点に活動する一級建築士事務所A-SA工房による住宅です。こちらも同様に三角形の敷地に立つ住宅ですが、場所は都内の住宅地で三方向を近隣住宅に囲まれているという厳しい条件でした。プライバシーと採光、通風性を確保するために開口部の位置にこだわって設計されています。リビングは三角形の頂点に当たる部分にスリムなデザインの暖炉を設置。デッドスペースになりがちな箇所を生かしつつ、空間のフォーカルポイントとしても機能しています!もちろん冬は本物の暖かな炎を楽しめます。

広がりを強調

こちらは仲摩邦彦建築設計事務所 / Nakama Kunihiko Architectsが手がけた店舗兼二世帯住宅です。明快な三角形のワンルームは強調されたラインによって遠近感が増し、どこまでも広がっていくかのような錯覚を起こします。並んだ大きな窓も開放感があり気持ちがいい。単に広いだけでなくいくつかのスライドドアで、必要に応じてスペースを仕切ることも可能です。

クレジット: 仲摩邦彦建築設計事務所 / Nakama Kunihiko Architects

への字プラン

大阪府の建築家atelier mが手がけたのは、への字型に変形したLDKを持つ住宅です。視線が動いて抜け感が増し、開口部も相まって開放感を感じられる軽やかな雰囲気の室内となっています。への字に囲まれる位置にあたる外部スペースにはテーブル&チェアを置いて。広々としたドッグランを駆け回る犬達を眺めながら、ゆったりと流れる時間を過ごすことができます。

半円形バルコニー

最後は埼玉県の建築家㈱独楽蔵 KOMAGURAによる住宅です。変形しているのはリビングではなくバルコニー。カーブが特徴的な半円形のバルコニーは優しくてファンシーな印象です。四角形のバルコニーよりももちろん面積は減りますが、柔らかい雰囲気でリラックスした時間が過ごせそうです。

四角形以外の部屋、いかがでしたか? ぜひあなたの感想を教えてくださいね!

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