噴水のある庭と聞くと、大きなお屋敷に広大な庭があるような人のため、というイメージがありますよね。しかし今では手にいれやすいキットや、施工のためのグッズが売られていてガーデニングと噴水はそんな高嶺の花の物ではなくなってきています。明日から始められる噴水のある庭づくり。今回はDIYでする噴水を自宅の庭に取り入れる7つのステップを紹介したいと思います。
DIYだから、設置に必要な道具も個々で集めたい!と思うこだわりのある人と、初めてのことだから失敗したくない、という人がいると思います。負担を少なくしたい人はやはり、必要な道具が網羅されているキットを買うのがオススメです。ガーデニングの際にとりいれたい噴水用キットはデザインの種類も豊富。日本庭園風かヨーロッパ風、地中海やミニマルなデザインと種類はとても豊富にあります。自分のイメージにあったものを探しましょう。
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庭の池は、人工的で水の流れがないため、ゴミが溜まってしまい水が汚くなってしまうことがあります。そんなことを避けるためにも、庭の池には落ち葉などをきれいに掃除してくれるウォータークリーナーを設置すれば、いつでもフレッシュな水を保つことができます。
ウォータークリーナーの中には、自然ろ過やバクテリアを利用した生物ろ過によって庭にアオコなどが発生するのを防ぐものもあります。水質環境を維持してくれるので、魚や植物が元気になる環境をつくりたい人には浄化システムがおススメです。
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水が入ったコップを傾ければ水がこぼれるのと同じで、水平な地盤の土台を作ることは庭に噴水を設置する上で欠かせない行程です。地盤がしっかりしていないと水をためることができないため、水平で耐久性のある土台を作ります。
ウォーターポンプは、庭の池の視覚的な演出だけではなく、庭の池を循環させることによって水場の環境をよく保つ効果もあります。今ではソーラー家電で動くものが多く販売されていて、電源をどうするかという心配もありません。ミニマルな空間でゆらりと動く水面、考えただけでうっとりしますね。
ポンプを使って滝や水の流れをつくることによって、水中に酸素が送られるので生き物や植物の活性化にも繋がります。噴水ノズルの選び方でつくれる水の流れがデザインできるので、好みに合ったものを選びましょう。
こちらの庭の噴水は職人の手によって作られたシンプルを極めた美しさがありますね。この庭の噴水は東京都を拠点に活躍している松井建築研究所が手がけられました。水の揺らぎと石のもつ重厚感が合わさり、庭が一層特別な場へと変化します。噴水のもつ不思議な魅力が凝縮されています。
無事全ての設置行程が終了したら、自分の理想により近づくようにデコレーションを施します。例えば日本風なら周りに竹や椿といった伝統的な植物を、ヨーロッパ風だったらハーブや薔薇というようにガーデニングと噴水の組み合わせで植える植物の種類も変えると世界観が一層深まる気がします。