生業と共に刻まれた歴史、手斧削りの美しい梁組み: 吉田建築計画事務所が手掛けた家です。

寄棟屋根がもつ魅力

Manami Sakaguchi Manami Sakaguchi
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寄棟屋根とは屋根形状の一種で、四方向に傾斜がある屋根の形のことをいいます。切妻屋根についで多く用いられる形式です。また四方に傾斜があるので切妻と比べて雨の流れがよく雨仕舞いに優れています。そんな寄棟屋根は落ち着いた印象の屋根形状で、現代和風住宅から洋風住宅、都市型住宅まで多くの外観スタイルに合わせられます。またバルコニーともバランスよくまとめることもできます。今回はそんな寄棟屋根の住宅を紹介したいと思います。

格調の高さを感じられる

生業と共に刻まれた歴史、手斧削りの美しい梁組み: 吉田建築計画事務所が手掛けた家です。
吉田建築計画事務所

生業と共に刻まれた歴史、手斧削りの美しい梁組み

吉田建築計画事務所

こちらは茨城県を拠点に活動する吉田建築計画事務所が手掛けた古民家です。およそ90年前に建て替えられたこちらの古民家をクライアントさんが引き継ぎ、仕事場と自宅に再生することとなりました。寄棟屋根に、白い漆喰と黒く塗られた簓子下見板張りの外観が美しく、住まいとしての趣にも格調の高さが感じられます。ドッシリとした重厚感が感じられる中で、お客様が気軽に入って来られる雰囲気をだすために、玄関は細めの材で造った屁を取り付けられています。

民家の大切な特徴であるということ

伝統のしつらえと、モダンライフの融合: 吉田建築計画事務所が手掛けた家です。
吉田建築計画事務所

伝統のしつらえと、モダンライフの融合

吉田建築計画事務所

こちらも上記と同じく吉田建築計画事務所が手掛けました。クライアントさんからの要望は民家の大切な特徴を残しつつ、明るく、風通しの良い室内環境や機能的で快適な暮らし、耐震補強などでした。寄棟屋根に壁上部は漆喰塗り、下の部分は簓子下見板張りとして創建当時の住まいを復元することで、古いものの良さや雰囲気を残しつつも現代の生活の中で暮らしやすく、快適に過ごせる素敵な住宅となっています。

どこから見ても美しい

南側外観 撮影:村井修: 小林英治建築研究所が手掛けた家です。
小林英治建築研究所

南側外観 撮影:村井修

小林英治建築研究所

大分県別府市にあるこちらの住宅は、東京を拠点に活動する小林英治建築研究所が手掛けた寄棟屋根を取り入れられた木造平屋建ての住宅です。青い空の下に建つ瓦の寄棟屋根と美しい外観がのどかな風景をつくりだしています。また平屋建てのため高さがそんなになく空が広く見えますね。また寄棟屋根は4つの屋根面から構成されているため、どの方向から見ても美しく魅せることができます。

撮影:村井 修

モダンな家にも合う

こちらは富山県を拠点に活動するツカ・デザインスタヂオ一級建築士事務所が手掛けたモダンな住宅です。クライアントさんから「雪・雨の日が似合うイエ」という要望がありました。そこで深い軒を出したシンメトリーな寄棟のイエを計画されました。そうすることで雪が綺麗にかぶり、雨の日も窓を開けたまま過ごすことができます。雨が降った時に感じる独特の雰囲気とニオイを感じることができます。寄棟屋根は落ち着いた印象を持つ屋根なので日本家屋だけでなく、こういったモダンな住宅にも合わせることができます。同じ寄棟屋根でも今まで紹介した住宅とまた違った雰囲気のある素敵な住宅ですね。

耐久性に優れている

宮崎市に建つこちらの住宅は、東京を拠点に活動する山田伸彦建築設計事務所が手掛けました。宮崎は四季を通して日照と降水量が多いのが特徴ですが、寄棟の屋根や外壁の杉板は夏の強い日差しを防ぎ、雨からも建物を守る役割を担っています。4つの面が合わさってるという屋根の構造上、耐久性にはとくに優れている寄棟屋根は嵐や台風に強いとされています。

撮影:Nacas&Partners Inc_中道淳

暮らしを守る

こちらは福岡県を拠点に活動する柳瀬真澄建築設計工房が手掛けた、鹿児島市に建つ住宅です。桜島の噴煙は鹿児島県の象徴であると同時に、降灰は市民の人たちにとって大きな悩みでもあります。そんな自然環境から暮らしを守るために軒深い寄棟屋根を取り入れられました。また守るだけでなく日照を調節したり、移り変わる自然を映しだしたり多様で豊かな表情を内外にもたらしています。また大きな屋根は安定感を感じさせてくれます。

写真:石井紀久 Blitz studio

デザイン性が高い

寄棟屋根を架けた変形コの字型プランのこちらの住宅は、東京を拠点に活動する松原正明建築設計室が手掛けました。四世代がお互い適度な距離を保ちつつ暮らせるように中庭を囲んで各部屋を配置されています。寄棟屋根は屋根に凹凸ができデザイン性が高まります。また凹凸ができることで屋根に表情がでて印象を変えることもできます。

日照権を確保しやすい

長森の家: ELEPHANTdesignが手掛けた家です。
ELEPHANTdesign

長森の家

ELEPHANTdesign

こちらは岐阜県を拠点に活動するELEPHANTDESIGNが手掛けた住宅です。近くには公園や前一色山、ご近所にも多くの植栽があり緑溢れる街区に建っています。そんな自然な風景に溶け込んだ素敵な住宅ですね。たとえこのような緑溢れる敷地ではなく住宅が密集する地域でも、周囲の日照権を確保しやすい寄棟屋根は良く用いられています。

自然と同調する

目の前に圧倒的な迫力をみせる富士山を眺めることができるこちらの住宅は、三重県を拠点に活動するアグラ設計室 一級建築士事務所が手掛けました。圧倒的な自然の持つ雰囲気を自分だけの時間の中で楽しみ、感じることができる住宅です。寄棟屋根の勾配はそんな富士山の稜線にあわせられています。富士の三角形と屋根の三角形が連続性を感じさせてくれます。

イメージを変えることができる

千葉県に建つこちらの住宅のテーマはずばり「リゾート」です。千葉県を拠点に活動する有限会社タクト設計事務所が手掛けました。目の前が海であるこちらの住宅はどこにいても海が見えるように設計されています。純和風家屋に多い寄棟屋根は、瓦の種類や色、外壁の色によって大きくイメージを変えることができます。こちらのように白い壁に明るい色の瓦をもってくることで地中海風の家にすることもできます。

【屋根については、こちらの記事でも紹介しています】

 屋根の種類まとめ

※ 切妻屋根のメリット・デメリット

※ 入り母屋から越屋根まで。屋根の種類とそれぞれの特徴

※ 寄棟屋根のメリット・デメリット

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