都会?それとも田舎?それぞれが可能にする住まいのかたち

Takashi Sasaki Takashi Sasaki
借景を望むせがいの家, TEKTON | テクトン建築設計事務所 TEKTON | テクトン建築設計事務所 モダンな 家
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都会あるいは田舎に家を建てるかで迷われる方も多いのではないでしょうか。どちらにもそれぞれメリット・デメリットがあることから、選ぶ際には新しい住まいでどのような暮らしを送りたいか、暮らしの中で何を重視するかをしっかりと見極めることが重要となります。今回は、そうした時の助けとなるよう、都会と田舎のそれぞれでどのような住まいのかたちが可能となるかを紹介していきたいと思います。

田舎:健康的な環境と暮らし

梅原の家, arc-d arc-d モダンな 家

田舎や都会に関わらず、家を建てる時あるいはその後の暮らしのかたちに大きく関わるのが周辺環境です。田舎に住まいを構える場合、都会ではまず手に入らない自然に囲まれた健康的な周辺環境そして暮らしを送ることが可能となります。都会では車の排ガスやタバコなどに悩まされる方も少ないないですが、田舎であれば子育てにも安心なきれいな空気の中、新鮮な美味しい食べ物や健康的な暮らしをしていけるでしょう。

田舎:土地の安さと広い敷地

都会と比べると、田舎の土地は安いことから、敷地面積のより大きな土地に家を建てやすくなるでしょう。場所によっては広大とも言える広さの土地を手頃な価格で手に入れることもできます。そうした田舎では、より自由な家のかたちが可能となるとともに、広い庭を設けることも難しくないでしょう。こちらのテクトン建築設計事務所が手掛けた住まいでは、庭で家族や友人と一緒になってバーベキューや季節行事を楽しめるように、建物を2階建てにすることで、より広い庭を確保しています。また、大きな開口部とウッドデッキを取り入れて、庭と室内の境目がなくなるような滑らかなつながりも感じられるようにデザインされています。

写真:TEKTON ARCHITECT'S OFFICE

田舎:光や風に囲まれた開放的な住まい

住宅地が密集する地域に家を建てる場合、隣家や通りからの視線を気にして、大きな開口を設けづらいですが、家の周囲にほとんど建物がない田舎では、そうしたことにとらわれず思いっきり大きな開口を設けることができ、光や風に囲まれた開放的な住まいとすることが可能となります。それによって、先程のようにと一体感のある住まい、そして光や風に加えて、自然のきれいな景色を住まいの中に取り込むこともできるでしょう。

都会:利便性のいい立地

都会に家を建てる場合、仕事や買い物、娯楽など生活していく上で必要なものは徒歩で行ける距離にある利便性のいい立地が大きな魅力でしょう。田舎では一人一台の車が必要となるかもしれませんが、都会では電車やバス、あるいは自転車でも十分に行ける距離に様々な施設があります。もちろん、そうした利便性のいい敷地の場合、土地の価格が高くなりがちですが、こちらの住まいのような長屋といった利便性の良さとコストの安さを兼ね備えている物件を探してみてみることもおすすめです。

写真:すぎのk

都会:多層階で限られた敷地を有効利用

田舎とは異なり、都会の敷地は比較的狭い面積となります。そうしたことから、その限られた敷地を有効利用するために、都市型住宅では3階建てあるいは4階建てといった多層階とする住まいも多く見られます。それによって、上の階では日照や風通りの良い室内環境、さらには眺めの良い眺望を実現することも可能となります。また、1つの建物の中でも様々な場所や空間をつくることも可能となり、その日の気分や天気などに合わせて家族それぞれが好きな場所で心地よく過ごしていけるような住まいにもすることができるでしょう。

都会:狭い土地を有効利用するアイデアでオリジナルの住まいのかたちに

都会ではやはり限られた大きさの土地を有効利用することが住まいづくりで重要なポイントとなります。都市型住宅の設計の知識や経験の豊富な建築家であれば、それぞれの敷地や周辺環境、住み手のライフスタイルに合ったアイデアで、オリジナルの住まいのかたちを実現してくれるでしょう。それは、限られた空間を有効利用するだけでなく、都会での暮らしを豊かで快適なものにしてくれるはずです。狭小住宅については、「狭小住宅の機能的なインテリア10選」も是非参考にしてみて下さい。

写真:45g Photography

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