シンプルスタイルの作り方

A.Imamura A.Imamura
下沢渡の家, ATELIER N ATELIER N ミニマルデザインの リビング
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シンプルスタイルは、最小限のモノで、天然素材や木材を使った家具でシンプルにまとめたナチュラル感が魅力です。北欧スタイルに代表されるような効率と機能性を重視したコーディネートが代表的です。今回は、そんなシンプルスタイルの作り方のポイントをご紹介していきます。

シンプルスタイルのベースカラーと家具の色

シンプルスタイルのポイントは、自然やナチュラルです。木製の明るいフローリングや白い壁の床や天井のベースカラーに、メインカラーとなる家具の色には自然の色を生かした木製のものや白、ベージュなどを選ぶと軽やかでナチュラルな雰囲気に仕上がります。一方、落ち着きや重厚感をプラスしたい場合は、こげ茶やグレーなどアースカラーを選ぶとよいでしょう。賑やかさや明るさがプラスするアクセントカラーには、ナチュラルな緑やブルーなどをプラスすると北欧風の優しいカラーコーディネートに近づきます。

こちらでは合わせて「ミニマリストの部屋に学ぶシンプルライフ」を紹介しています。

シンプルスタイルは、家具を最小限に抑える

シンプルスタイルは、家具を最小限に抑えることが大切です。こちらは、ATELIER Nが手掛けるシンプルで機能的な夫婦二人の終の棲家。切妻屋根のナチュラルな外観同様に、室内高い屋根勾配とすっきりとした間取り、外と内の連続性を持たせるた大きな開口部が印象的です。広がりと寛ぎのある室内に合わせ、家具は場所をとらない座卓や背の低い家具が揃えられすっきりとした印象に仕上げています。

レイアウトのポイント

シンプルスタイルのレイアウトのポイントは、床と壁の余白を意識して家具をレイアウトしましょう。家具を空間全体にばらばらに配置すると床や壁の余白がなくなり、視線が遮られることで圧迫感を感じてしまいます。例えば、リビングに座った時に視線が外に向かう、室内に置いた観葉植物が見える等といった工夫があると解放感が生まれます。 部屋の広さに対して理想の家具の占有率は3分の1と言われています。シンプルスタイルの場合は、家具の占有率をより低く保つとすっきりと仕上がります。

装飾のない家具を選んで

選ぶ家具は、装飾性のないすっきりとしたフォルムの家具を選びましょう。すっきりとしたデザインの家具は飽きがこず、どんなインテリアにも合わせやすく使いやすい点がメリットです。現代的でナチュラルに仕上げられたスカンジナビアンの家具や四角いフォルムのものなどがすっきりと見えます。色味はベースカラーに合わせたやわらかい木製カラーを選ぶとよいでしょう。

しっかり仕舞える大きな収納

どうしても生活感の出てしまうキッチン。特に大きくひとつながりになったLDKでは、調理器具や日用品をしっかりしまえる大きな隠せる収納があると、空間がすっきりとします。大きな収納家具を備え付ける場合は、壁の色見や建具の素材や色に合わせたデザインを選ぶと統一感が生まれ、圧迫感なく馴染みます。

クレジット: photographer : 笹の倉舎 笹倉洋平

柔らかさを忘れずに

シンプルスタイルとミニマルは、どちらもモノを最小限に抑えたすっきりとしたインテリアが特徴ですが、違いは「柔らかさ」にあります。ミニマルスタイルの白を基調としたクールで都会的なイメージに対して、シンプルスタイルは木や自然素材を加えたナチュラルさと柔らかさが残ります。無駄なものを排除するという基本を念頭に置きながら、どこか柔らかさと木のぬくもりを感じるインテリアをコーディネートしましょう。

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