ペニンシュラキッチンはアイランドキッチンと似た形状ですが、英語で「アイランド=島」であるのに対し「 ペニンシュラ=半島」という意味で、キッチンの片側が壁に付いているのが特徴です。この半島を延長したりカウンターを直角に設置するなどでさまざまな使い方が可能です。
本日は機能的でモダンなペニンシュラキッチンを10点紹介します!
ペニンシュラキッチンはオープンプランの室内を仕切るのにぴったり。片側が壁に付いているのでより明確なゾーニングが可能です。こちらの例ではペニンシュラキッチンにカウンターを追加し、できたL字の部分にソファを配置して、無駄なくスペースを使い切っています。
ペニンシュラキッチンはカウンターバーとしても使用可能。爽やかな水色のカウンタートップと透明なアクリルのスツールがモダン。幅を慎重に設定し、キッチンへの動線が不便にならないように気をつけましょう。
ペニンシュラキッチンは小さいキッチンのみおすすめ… という訳ではありません。広々としたスペースにももちろんフィットします。こちらは白を基調としたクリーンでモダンなキッチン。作業スペースと飲食スペースを分ける木材のラインが背後の壁面収納とのつながりを生み、広くても統一感のある雰囲気を作成しています。
ペニンシュラキッチンはレイアウトが容易な点も魅力です。真似しやすく実用的なレイアウトは、新潟県の建築家dwarfが手掛けたこちらのキッチン&ダイニングのような配置。ペニンシュラキッチンに対して直角にダイニングテーブルを配置すると、ゾーニングはされつつもキッチンとダイニングの関係は密接で、会話や料理の配膳も楽々。
左手がキッチン、右手がダイニングですが、ペニンシュラキッチンを中心として壁面がほぼシンメトリーなデザインになっています。こうすることでオープンプラン全体がよりすっきりとした見た目となるだけでなく、上下のキャビネットで収納力も抜群です!
ペニンシュラキッチンをそのままカウンターとして使用することはもちろん可能ですが、基本的には作業台であるので高さが通常のテーブルよりも高い。カウンター用のスツールは座面が高くて落ち着かないから避けたいという場合は、こちらのようなデザインのペニンシュラキッチンがおすすめ。一段下げた位置にカウンターが設置されているので通常の椅子が使用可能。カーブの付いたデザインがおしゃれなカフェのようです。
半島(ペニンシュラ)をメインの島(アイランド)に接続するとこのような形になります。手前のダイニングテーブルに見えるペニンシュラがアイランドキッチンに統合されており、脚は手前のみにあります。キッチン及びダイニングで回遊が可能で自由に動き回れますが、残念ながら小さいキッチンには向いていません。
こちらはよりカウンターとしての機能が強いタイプ。カーブの付いたカウンターに丸みのあるスツール、天井にはティアドロップ型の照明と、全体的に丸みのあるデザインで統一されたキッチンです。どこかレトロフューチャーな雰囲気漂う独創的なキッチンです。
直線的なデザインと中間色の組み合わせはモダンスタイルを作成できる間違いのないテクニック。ペニンシュラキッチンのブロックを重ねたような形状とゲオマティックなデザインの椅子という組み合わせも完璧に調和しています。ペニンシュラキッチンをカウンターやダイニングテーブルとしても使用する場合は、このように椅子のデザインにもぜひこだわってみてください!まとまりがあり洗練された雰囲気のキッチンを作ることができますよ。