イニシャルコストとして知っておきたい家が完成するまでにかかる費用まとめ

Takashi Sasaki Takashi Sasaki
Mehrgenerationenhaus, 21-arch GmbH 21-arch GmbH オリジナルな 家
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イニシャルコストとして家を建てる際にかかる費用にどのようなものがあるか詳しく知っている方は少ないのではないでしょうか?もちろんそれは建物の建設費用だけではありません。そこで今回は、イニシャルコストとして知っておきたい家が完成するまでにかかる費用をまとめて紹介していきたいと思います。きちんと最初にかかる費用をおさえて、予算から住宅ローンの設定まで計画的に行っていきましょう。

イニシャルコストとは

イニシャルコストとは初期費用のことで、建築では設計料や建設費といった建物が完成するまでにかかるコストのことになります。それに対して、完成後から建物を維持していくメンテナンス費用などをランニングコストと言います。住宅を建てる際にかかる初期費用としては、建設費用がまず挙げられますが、その他にも諸々の経費がかかります。その経費は建設費用の約1割にもなりますし、土地を購入する際はそれに土地代もかかることになります。次からは、そうしたイニシャルコストについて詳しく見ていきましょう。

土地購入費

家を建てる際に土地を購入する方は、土地購入費もイニシャルコストに含まれることになります。その中で、土地自体の代金に加えて、不動産会社を介して土地を購入する際は仲介手数料もかかります。その金額は、土地売買額の3%+6万円になり、これに消費税も加わります。不動産会社が持つ土地を直接購入する際はこうした仲介手数料が必要にならないので、そうした点にも注目してコスト削減を考えた土地選びをしてみてもいいかもしれません。特殊な形状をした土地は値段も比較的安くなることから、変形敷地も念頭に敷地選びをしてみてもいいでしょう。そうした土地については、「変形敷地を活かした住まいをイメージしよう」も是非参考にしてみて下さい。

建築工事費

家を建てる際のイニシャルコストとして一番に考えられるのが建築工事費でしょう。しかし、この中にもいつくかの内訳があります。まず、建物自体の費用として躯体工事費と仕上げ工事費、そして設備工事費の本体工事費があります。そして、ガスや給排水の引き込み工事やアプローチや駐車スペースなどの外構工事といった家廻りの費用として別途工事費もかかってきます。そして、建築家などに設計や監理を依頼した際にかかる設計料などの間接工事費も建築工事費の中に含まれます。

その他

その他にもイニシャルコストとして新居へ移る際の引っ越し費用も挙げられます。また、新居で必要となる家具や家電の購入費も考慮しておくといいでしょう。また、家を建て替える際には仮住まいの賃貸費用も必要となります。その費用は工期を短くすることで削減していくことができますので、こちらの有限会社スタイラスが手掛けた住まいのように、ツーバイフォー工法で住まいを建てていくなどの工期短縮につながる工夫もしてみるといいでしょう。

住宅ローン・登記にかかる諸経費

次は住宅ローン・登記にかかる諸経費です。まず、土地・不動産の所有者を登記簿に記載する際の費用としての登記手数料、それに加えて登記の際の税金として登録免許税、また不動産を取得する際に負担することになる不動産取得税もかかります。そして、住宅ローン契約の際には印紙代や手数料、さらには火災保険や地震保険にかかる契約費用も念頭に置いておくといいでしょう。

調査・工事にかかる諸経費

ここからは建築工事費に含まれない諸経費について見ていきます。まずは調査や工事に関する費用について紹介していきましょう。もし、きちんとした敷地測量図がない場合は、設計を始める前に敷地調査に5~10万円の費用がかかります。また、地盤改良が必要かどうかの地盤調査にも調査方法によって金額は異なりますが、敷地調査費と同程度のコストがかかります。そこで地盤改良が必要と分かれば、地盤改良費がイニシャルコストとして加わります。その他にも確認申請料や地鎮祭・上棟式費用としてそれぞれ約10万円が、工事請負契約の印紙税もこうした諸経費として考えられます。

費用についても計画的に進めていけるようにしていきましょう!コメントお待ちしています!

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