異なった表情をみせるガラスの引き戸の魅力とは

Manami Sakaguchi Manami Sakaguchi
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引き戸は我々日本人にとって昔からある身近なスタイルの建具です。昔は引き戸といえば襖や障子でしたが時代が変わり現代の暮らしに合わせ、今ではガラスの引き戸が主流となってきています。ガラスでも種類はたくさんあり、くもりガラスや一部だけガラスにするなど、場所や用途に合わせて選ぶことができます。またガラスは引き戸の表情にアクセントを加えることができ、その家の雰囲気に合わせて異なった表情をみせます。今回はそんなガラスの引き戸があることのメリットを紹介したいと思います。

風景を切り取る

土佐漆喰の家: 大森建築設計室が手掛けた窓です。
大森建築設計室

土佐漆喰の家

大森建築設計室

こちらは三重県を拠点に活動する大森建築設計室が手掛けた小さな陶芸家の住宅です。内外共に土佐漆喰を塗った壁に囲まれたこちらの住宅は、機械ではだせない人の創った味わいがある空間へとなっています。そんなリビングルームにあるこちらの大きな引き戸からは陽の当たる雑木林のような庭を眺めて過ごせます。ガラスの引き戸は外の風景を切り取ったかのように、家の中にとりこむことができます。猫もつい目を奪われる緑あふれる素敵な景色ですね。

視線を柔らかく遮る

エコ・レトロの家: 大森建築設計室が手掛けた窓です。
大森建築設計室

エコ・レトロの家

大森建築設計室

こちらも上記と同じく大森建築設計室が手掛けた住宅です。木構造によるシンプルなプランで、日差しや風通しに配慮した自然素材の住宅です。そんな住宅の玄関も木製の引き違い戸でできており、それを開けるとリビングとの間にレトロな木製ガラス引き戸があります。木製のガラスの引き戸にすることで来客時に拒絶感をなくしながらも、来客の視線をふんわりと柔らかく遮ることができます。住宅の雰囲気にもあったぬくもりのある扉ですね。

写真:米田 正彦

外からも中からも美しい引き戸

三つの庭のある家: ATELIER TAMAが手掛けた窓です。
ATELIER TAMA

三つの庭のある家

ATELIER TAMA

こちらは岡山県を拠点に活動するATELIER TAMAが手掛けた住宅の玄関です。木製ガラス引き戸のデザインが美しい扉ですね。ガラスの引き戸にすることで玄関に外の光を取り込んでいます。またそれと同時に木の格子で視線を和らげています。ガラスの引き戸にこうしたアクセントを加えることによって、外からも中からも美しい扉となります。

視線を和らげる

応接室から玄関をみる: 宇佐美建築設計室が手掛けた窓です。
宇佐美建築設計室

応接室から玄関をみる

宇佐美建築設計室

遠くの山々を眺められる小高い丘に建つこちらの住宅は、島根県を拠点に活動する宇佐美建築設計室が手掛けました。この部分は2階部分をできるだけ低く抑え、平家的な建ち方になっています。こちらはその平家部分です。欄間を透明のアクリル板にすることで、登り梁が奥まで延びているのを見ることができます。全面がガラスになっていますが、すりガラスにすることでこれまでに紹介した木製の引き戸と同じ効果があり、視線を和らげてくれています。

ノスタルジックな引き戸

「stri-ep house 秋谷2丁目」: vibe design inc.が手掛けた窓です。
vibe design inc.

「stri-ep house 秋谷2丁目」

vibe design inc.

こちらは神奈川県を拠点に活動するVIBE DESIGN INC.が手掛けました。築35年の軽量鉄骨住宅をほぼスケルトンまで解体し、現代のライフスタイルにあわせてリノベーションした住宅です。古いものが悪いわけでは決してありません。ですが、時代が変化していく中で昔に囚われてはいけません。昔からあるものを大切にしながらも時代にあわせて変わっていくことが大切なのです。住宅や建具はそれを感じることができます。シンプルな綺麗な空間にどこかノスタルジックを感じるのも、建具が醸し出しているからですね。

簡単に開け閉めできる

「ほっとする、シンプル、ナチュラル、スタイリッシュ、家族の成長と変化」をテーマにしたこちらの住宅は、東京を拠点に活動する設計事務所アーキプレイスが手掛けました。ガラスの引き戸が南に広がる大きな庭と室内の空間との一体感をだしています。引き戸は開放感を演出するだけでなく、簡単に開け閉めできるので、例えば洗濯物などで両手がふさがっていても比較的簡単に開けることができます。なので引き戸は家事の動線上にあるととても便利です。

家族みんなが使いやすい

リビングから臨む庭のながめ: 白根博紀建築設計事務所が手掛けた窓です。
白根博紀建築設計事務所

リビングから臨む庭のながめ

白根博紀建築設計事務所

こちらは島根県を拠点に活動する白根博紀建築設計事務所が手掛けた、現役をすでにリタイアされたご夫婦のための住宅です。既存の建物を一部撤去し、コンパクトで快適な住宅となっています。使いやすさを考慮して建物全体が大きなひとつの空間のようにもなっています。そんな空間にガラスの引き戸が外の自然光を取り入れ、明るい空間へとなっています。また引き戸は開閉する際、開き戸のように身体の動きが少なくて済むので子どもからお年寄りまで家族みんなが使いやすい扉です。

場所を取らない

こちらは群馬県を拠点に活動するあきもとちえこ建築設計事務所が手掛けた住宅です。柿の木畑だった敷地には柿の木が残されており、この木を残すように設計されました。また桃畑もあり、季節になるとピンク色に染まる畑の景色を楽しむこともできます。そんな景色をガラスの引き戸は開けても閉めても楽しめます。また引き戸のメリットとして扉を開けた時に開き戸のように可動域で場所を取らないため、家具などに当たらず邪魔になりません。

ファイバーグレーチングの引き戸

超狭小地に建つスキップフロア形式のこちらの住宅は、東京を拠点に活動するSASAKI YOSHIKI ARCHITECTS STUDIOが手掛けました。ファイバーグレーチングの引き戸がお洒落な玄関です。ファイバーグレーチングとはファイバーを格子状に成形したもので、プライバシーを確保すると同時に採光も確保してくれます。障子と同じ効果を持っています。また引き戸は小さな家で大きく暮らすには不可欠なものです。場所を取らないのと個々の空間を引き戸を開けることでひとつの大きな空間にもできるからです。

風の調整も簡単にできる

こちらは群馬県を拠点に活動するWAA ARCHITECTS 一級建築士事務所が手掛けた住宅です。こちらの大きな開口部は7枚の木製のガラスの引き戸によってつくられています。そこから広がる土手の緑を遮るものなく、そして人の視線を気にすることなく眺めることができます。家の中からでもずっと眺めていられる素敵な空間ですね。また開口部の調整が無理なく簡単にできるので、風の調整も簡単にできます。

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