公園の景色を暮らしに取り入れたシンプルでナチュラルな住まい

ロケーションは長野県松本市。敷地は公園や緑地がきちんと整備された地域にあり、この住まいの隣地にも公園があります。その環境を最大限に生かすために、意図的に建物の向きを斜めにずらして建てており、2階から公園の景色を眺められるようになっているということです。またこの向きのずれによって、周辺の家や外部からの視線を遮ることが出来ているということで、プライバシーを確保する役割も果たしているそうです。白く清々しい外壁と、張り出した2階のバルコニーが印象的となった、シンプルでモダンな住まいの外観です。

こちらは玄関ホールと階段の様子です。大きな開口が設けられており、また階段は木のシンプルな作りとなっているので空間の明るさや開放感を遮らず、快適な雰囲気です。天井は吹き抜けのため、1階の気配が2階に伝わりやすいのもポイントです。この住まいは2階に生活の中心となるファミリールームを配置した構成で、階段を上がるとリビングのあるLDKにつながっています。

こちらは2階のLDKです。白とナチュラルを基調としたシンプルな室内空間となっており、無垢の床の素材感によって優しくてリラックスできる雰囲気が広がっています。奥のキッチンスペースは壁面に沿って横一列に並べられたレイアウトで機能的な作り。2階の気配を感じながらも、料理などの作業に集中できそうな印象です。

こちらはリビングから外を眺めた様子です。南に面して大きな開口を設けており、そこからは隣にある公園の風景を楽しめるようになっています。建物の角度を少しずらしたことによって、リビングから見える公園の景色を毎日の生活の中で感じながら過ごせるようになりました。特に桜の咲く季節は、室内でもお花見気分が味わえそうですね。

リビングの一角に設けられたワークスペース。壁面にシンプルなデスクを造り付けており、パソコン作業や読書スペース等に利用出来そうです。目が疲れたら小さな窓から、時々外を眺めて目を休めたりホッと一息ついたりするのもいいですね。飾り棚としてアートや雑貨を飾るのもお洒落な雰囲気です。

2階から張り出しているバルコニーの様子。2階のリビングに面して設けられています。庇が深くなっていて両サイドも壁によって囲まれているので、プライベートな半屋外空間として、周囲の視線をそれほど気にせずにのんびりと過ごせそうです。室内から公園を眺めるのももちろんいいのですが、たまには外の空気を吸いながらこのバルコニーで景色を楽しむのも気持ちが良さそうですね。