ローコストでも和の趣を感じさせる家

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老朽化した木造二階建の家屋はあきらかに床が傾き、開かない窓もある… 今回紹介するのはそんな旧邸の建て替えプロジェクトです。調査の結果、問題は軟弱な地盤と宅地を形成する擁壁であったことが判明し、まず地盤改良や擁壁のやり直しが必須となりました。宅地造成に多くのコストが必要になるため、建物はローコスト住宅となることに… 。建物自体にコストをかけられないと少し不安になる方もいるかもしれません。秀田建築設計が手掛けたこちらの住宅、クライアントからの要望は「和を感じられる」「プライバシーを確保」「家族が集まれる場所」「メンテナンスが簡単」というものでした。どんな住宅になったのでしょうか、さっそく見ていきましょう。

外観

耐久性の高い黒のガルバリウム鋼板の小波板張りと、2階の南面に施された杉板&杉格子のコントラストが印象的な外観です。ガルバリウム鋼板が木材部分の質感や温かみを引き立てていますね。ガルバリウム鋼板はポピュラーな流通品ですが、重ね合わせやコーナー部分は役物を使用せず、曲げ加工や目立ちにくい釘止めを使用するなどディテールを追及することで、美しくオリジナリティーのある仕上がりに。ローコスト住宅とは思えない堂々とした趣を感じさせる佇まいです。

前庭

敷地は正方形に近い綺麗な形状ですが、方角が南に対して45度振っています。その為、建物正面を南向きに配置すると敷地に対して斜めに配された格好に。しかしこうして道路に角度を設けることで、周辺住宅との関係を希薄にし、プライバシー確保にも一役担っています。そして前庭も三角形に。侘び寂びを感じさせるミニマルな植生と砂利という、建物によく似合う和モダンな庭となっています。「メンテナンスが簡単」というクライアントの希望にも添ったものとなっており、庭は欲しいけれど植物の世話をする時間が無い、すぐに枯らしてしまう… という方にもおすすめの庭です。

玄関

実は様々な機能と目的を持った玄関。靴の脱着はもちろん家族やゲストを迎え、見送り、宅配便を受け取り、近所の人とお茶菓子片手にお喋り… 。そこでこちらの住宅では玄関に十分なスペースを取り玄関土間とすることで、様々な行為と状況に対応しています。土間には階段が隣接しており、内と外をつなげる役目と、腰掛けて靴を脱着できるという足腰の悪い人にも優しい機能が。

コミュニケーションを生むフロアプラン

リビングとダイニング: 秀田建築設計事務所が手掛けたリビングです。
秀田建築設計事務所

リビングとダイニング

秀田建築設計事務所

南側の最も条件の良い場所にあるのがこちらのリビングルーム。日当りと眺めが良いこのスペースは家族が自然に集まり寛ぐことのできる場所。さらにコミュニケーションが生まれる環境を作るために、リビング廻りを取り囲むようにキッチン、ダイニング、和室、ワークスペースと各部屋を配置。こちらのスペースの大きな特徴は天井です。各部屋は壁で仕切らず、天井の高さと仕上げ材料に変化を付けることで、空間にメリハリを付けました。幾何学的な構成美を感じさせる魅力的な天井です。

奥行きを生むテクニック

リビングとダイニング: 秀田建築設計事務所が手掛けたリビングです。
秀田建築設計事務所

リビングとダイニング

秀田建築設計事務所

南側の窓からは杉格子を通して柔らかい光が差し込みます。また、カーテンではなく障子を設置することで和のエッセンスをプラス。プライバシーを守りながら明るく優しい光に満ちた空間を作ります。窓際に設置したのは造り付けのソファー。省スペースながら大きな寛ぎをもたらしています。このソファーと小上がり、和室と、腰をかけられる高さで連続させることでパースペクティブが生まれ、奥行きと広がりを感じられる室内となっています。

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FingerHaus GmbHが手掛けたプレハブ住宅

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