年配の方のための住まいに欠かせないバリアフリーデザインのポイント

Takashi Sasaki Takashi Sasaki
Google+
Loading admin actions …

年齢を重ねてくると、体力はもちろん目の機能も低下して、若いときのような生活環境では過ごしづらくなってきます。また、仕事や子育てなどで忙しく過ごしてきた若かりし頃と違い、家の中で過ごして一人になる時間も増えて、生活スタイルも変わってきます。そこで今回は、高齢の方にとって過ごしやすく健康で豊かな生活が送れるための住宅のデザインのポイントを紹介していきます。「バリアフリー」と聞くと、段差がないことを思い浮かべると思いますが、それだけではない年配の方が過ごしやすいデザインのポイントを押さえておきましょう!

新鮮な空気や趣味のためのテラスや庭

体力が落ちてくると、外出するのも億劫になりがちです。室内にこもりがちにならないように、家にいながら簡単に外の空気を味わえたり、家庭菜園や軽い運動などの趣味を楽しめる庭を住まいに付けておきましょう。こちらは、株式会社ヨシダデザインワークショップが手掛けた高齢者向け住宅のテラスです。木の板で仕上げられた床に加えて、カラフルながら落ち着きのある壁の色がテラスをより心地のいい場所にしてくれています。ただテラスや庭をつくるだけではなく、このようなより開放感や快適な場所にする工夫をしてみましょう。

写真:北嶋俊治

十分な明るさの室内

年配の方は若い方よりも部屋に明るさが必要と言われることがありますが、高齢になってくると眩しさを感じやすくなるので、逆に照明が明るすぎると年配の方にとっては過ごしづらい部屋となってしまうことがあります。ポイントは、1つの大きく明るい照明だけに頼るのではなく、間接照明で光源を見えづらくして眩しさを感じないようにしたり、食事のときはダイニングの照明をつけたり、読書のときは読書灯を利用したりと複数の照明を使って明るい生活環境をつくりましょう。

年配の方にやさしいバスルーム

離れにある浴室: NEO GEOが手掛けた洗面所&風呂&トイレです。
NEO GEO

離れにある浴室

NEO GEO

高齢者の方にとって、立ち上がったり座ったりを繰り返す入浴は大変ですし、体力が落ちてくると転倒の恐れもあり、危険を伴うものとなります。新築やリフォームの際は、年配の方が入浴をしやすいようにデザインを考えてあげましょう。風呂場の段差をなくしたり、浴槽の深さが浅いものを選んだり、手すりを取り付けるなど転倒しないようなバスルームにしてみて下さい。

滑りにくい床

Pastorelliが手掛けた壁&床
Pastorelli

Pastorelli Shade Carpet – Ghiaccio

Pastorelli

高齢者の家の中での転倒は、一番気を付けなければいけません。場合によっては、大変な事故になってしまいます。さらに、床がフローリングというお宅も多く、その上を靴下やスリッパで歩けば、滑ってしまう危険性が高まります。そこでお勧めなのがタイルカーペットです。カーペットはもちろん滑りにくく、水で濡れてしまってもそれは変わりません。もしカーペットが汚れてしまっても、タイルカーペットならその汚れた部分だけを取り替えるだけでいいので、汚れの心配もありません。

建物内のアクセスのしやすさ

西三国の家 House in Nishimikuni: arbolが手掛けたキッチンです。
arbol

西三国の家 House in Nishimikuni

arbol

足腰の悪い年配の方にとって、段差や狭い通路などは転倒の原因となってしまいます。廊下などに通行の妨げとなるものを置かないことはもちろんですが、高齢者の方が家の中を問題なくアクセスできるようなプランニングもポイントです。こちらの住宅は、ARBOLが定年後のご夫婦のために計画したものです。平屋で階段の上り下りの心配がなく、畳の部屋とダイニングが段差もなくスムーズに行き来ができるようになっています。

コミュニティ交流のための小さな娯楽室やラウンジ

他人との交流がだんだんと少なくなってくる高齢者にとって、その機会をつくってくれる場所はとても大切なものとなります。2世帯住宅ならキッチンや食卓の共同の部屋、高齢者向け集合住宅なら共同の小さな娯楽室やラウンジです。こちらの高齢者向け住宅のラウンジのように、アイランドキッチンが付いていれば、料理教室やパーティーなど多目的に楽しく利用することができます。

写真:北嶋俊治

しっかりとポイントを押さえて住みやすい住宅で過ごしましょう!ぜひコメントを書いてください!
FingerHaus GmbHが手掛けたプレハブ住宅

住宅建設や家のリフォームをお考えですか? ぜひご連絡下さい!

住まいのデザインを見つけよう!