ずっと住み続けたいやすらぎの家

Michiko JUTO Michiko JUTO
やすらぎの家/ Comfort House, 株式会社 井川建築設計事務所 株式会社 井川建築設計事務所 モダンな 家
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年齢を重ねると共に家族構成やライフスタイルも変化していきます。住まいを買い替えたり建て替えたり、増築などで対応していくのは可能ですが、将来を見据えての家づくりも選択肢のひとつになりそうです。クライアントは小さなお子さんのいる夫婦で、将来の二世帯同居に対応する住宅を要望。とはいえ現在の家族のライフスタイルに適した家であることも重要であることから、程よい距離感が生まれるプランを採用した平屋建ての家が生まれました。手がけたのは 井川建築設計事務所です。

家族のライフスタイルに合った住まい

豊かな自然に囲まれたのんびりとした場所にクライアントが望んだのは地域の街並みや環境に馴染む家、そして家族のライフスタイルに合った住まい。平屋建ての控えめなボリュームによって自然に溶け込む佇まいであると同時に珍しいブルーの外壁が存在感のあるスタイリッシュな雰囲気を作り出しています。「コンセプトは将来”平屋の家”として住み続けられること」も将来を見据えたデザインを取り入れた住まい。是非ご覧ください。

多目的に使えるインナーガレージ

屋根のあるインナーガレージを2つのボリュームの間に設け程よい距離感が生まれるプラン。将来の家族の住まい方を踏まえてのアイデアです。さらにこのガレージはバーベキューやDIY、自転車のメンテナンス等様々なアクティビティに使える便利な屋根付きの屋外スペースです。また視線の抜け感も生まれ、この住まいの重要なエレメントになっています。

高い天井がもたらす大らかなLDK空間

中を見てみましょう。切妻屋根の形状がそのまま現れた木板仕上げの天井は構造体をあえて見せ、ナチュラルで大らかな雰囲気を出しています。平屋建てですが天井を高く設定しているので、とっても開放的。ワンルーム型のプランのLDKに和室、土間空間を加えた家族みんなが集まる場所には大きな開口を庭に面して設け、十分な採光を確保。奥にはインナーガレージを介してもうひとつのボリュームが見えます。

メリハリのある住空間の作り方

畳コーナーの天井は低めに抑え、メリハリのある空間に。さらに地窓を添えることで落ち着いた雰囲気を演出しています。縁なしの畳がモダンなライフスタイルにもぴったり。小さなお子さんを遊ばせたり客室として使ったりとフレキシブルに対応する和室は是非取り入れたいスペースです。壁一面に設けた収納付きのカウンターはテレビ台やベンチとしても利用可能。そして奥の木張りの壁にはニッチを使用した棚を設置。木の風合いが気持ち良さそうな空間ですよね。

バリアフリーを取り入れた使いやすい水廻りと個室

パブリックな大空間に続くのは水廻りや個室。廊下部分の壁には気分の上がるペパーミントグリーンを採用。主に引き戸で仕切った各居室はバリアフリーになっており、将来歳を重ねていっても住み続けられるように配慮されています。シンプルな合板などで作ったオリジナルな造作家具や洗面カウンターは、経年変化が楽しめそうですよね。洗面ボウルを2つ設置したモダンな水廻り空間は、インテリア小物にもこだわってお洒落に仕上げています。

シンプルなだけじゃない!個性的な空間

一番奥の部屋は寝室です。2方向に設けた開口からは緑の風景が眺められ、気持ち良く過ごせそうなベッドルームです。傾斜する高い天井が開放感をもたらすこの空間はピンクで統一し個性的な雰囲気を演出。しっとりと落ち着いていながらも変化に富んだ雰囲気を醸し出しています。

やっぱり平屋って落ち着きますよね。みなさんの参考になりましたか?

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