kitadoi house: 髙岡建築研究室が手掛けた家です。

45°の傾きが生み出す豊かな住空間!陰影が魅せる和モダンの家

K.Matsunaga K.Matsunaga
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住宅を計画する上で、敷地環境は建物と密接に関わります。理想の家と、それを納める土地が一致するケースは珍しく、敷地の活かし方が住空間や暮らしの豊かさにつながります。しかし素人には敷地の十分な活かし方や、どうすれば手持ちの土地に思い描くような家が出来上がるのかなかなか想像が難しい場合がほとんどです。そんなとき頼りにしたいのが建築家のアイデア。経験と思考を発揮しながら住まい手にふさわしい家をデザインするプロが建築家です。今回ご紹介するのは、高岡建築研究室の手がけたプロジェクト。南北に長い土地に対して驚きのアイデアで豊かな住空間を実現しました。

南北の細長い敷地に建てられた家

家が建てられたのは、愛媛県松山市にある大型スーパーや建物などが立ち並ぶ住宅街。敷地は三方を道路に、残りは大型の広い駐車場に囲まれており、南北に細長い形状が特徴となっています。このような敷地にご夫婦と子ども2人が住む延べ面積約200㎡のボリュームを持つ2階建の家が計画されました。ただし本住宅の計画の際に鍵となったのは駐車スペースの位置。そして、どのように住宅部分を敷地内に配置するかが重要なポイントとなりました。

陰影の美しい個性的なファサード

南北の細長い敷地を生かすよう考えられたのは、モジュールとなる2730mmの四角い空間を45度に傾けて、それを連続して配置させるという大胆なプラン。建物の表側と裏側に三角形のスペースが生まれ、その頂点を結ぶように横格子があしらわれています。そんな横格子が果たすのは面積の広い西面に当たる西日を和らげる役割。またモジュールの傾きによって、全ての部屋は南東と南西に開口部があるように配置されています。開口部と壁面は自然光やライトアップによって陰影を生み、夜には横格子から透けてファサードを幻想的に彩ります。このように45度の傾きは機能的な役割を果たすだけでなく、同時に印象的な存在感を生み出しました。

木の素材が生きる和の室内空間

モジュールの形をそのまま生かした住空間の構成により、それぞれの部屋に統一されたモジュール空間を感じとることができます。そのため内部はどこか個性のある空間構成となりました。ほどよいサイズ感のモジュール空間は、広すぎず、窮屈すぎず、心地よい包容力を感じられます。こちらのモダンな和室は木の素材を生かしたナチュラルで居心地の良さを満喫できるようなインテリアに仕上げられており、こもれる和の雰囲気を楽しむことができます。

吹き抜けでつながる大空間

内部のメインとなる空間には吹き抜けが設けられ、1階と2階の空間をつなげる役割を担っています。2階建の住宅は各フロアの距離感が生まれてしまいがちですが、吹き抜けがあることで家族がそれぞれ1階と2階にいても、お互いの気配を常に感じられるようなつながりを生み出しています。またモジュールを生かした空間構成を採用することで、こもることで落ち着けれる空間もあれば、広がりやつながりを感じられる空間もあります。そんなメリハリのある構成の住空間は、豊かで印象的な暮らしを生み出すことでしょう。

光や素材にこだわったナチュラルで明るい空間

内部は梁、柱、フローリングなど肌触りの心地良い無垢の木材がふんだんに採用されています。杉の木の香りに包まれ、目に美しい板目が際立つシンプルで美しい住空間を作り上げました。ただの木材ではなく、杉材や手漉き和紙は地元の自然素材が積極的に採用されています。吹き抜けには外光を多く取り込むことができる大きな窓をしっかりと確保。自然素材の生きる空間はいつも明るい光で満たされ、いつまでも寛ぎたくなる心地よさに溢れています。

45°の傾きが生んだ豊かな環境

南北に細長い敷地という環境では、敷地をめいっぱい生かすため境界線に平行に配置されるケースが多いかもしれません。今回は住まい手の希望であった駐車場の位置について熟慮された結果、こうした45度ずらす、というアイデアが誕生しました。家の配置の問題をクリアするとともに、多くの光を取り込みながら豊かで個性的な住空間を実現しています。ほんの少しのきっかけが、大胆で美しいデザインと共に敷地のマイナスを巧みに転換した素晴らしい住まいを実現させました。

FingerHaus GmbHが手掛けた家

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