素材を永く楽しむための住空間

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時代を経ていくと生活をよりよくしようと、様々な高機能で新しくて未来的なものが次々に生まれていくものです。その反面、今では得ることができなくなった「昔の時代の良いもの」がどんどん消えていってしまうのではないかとハラハラすることもありますよね。出来ればまた手に入れたいと思う古き良いものってなんですか。今回ご紹介するのは『古きよきものが好きです』と言ったお施主さんの一言から膨らんだ味わい深い重厚感ある住宅です。この住宅を手掛けたのは傳寶慶子建築研究所でした。お施主さんの持つイメージに寄り添って、その素材の美しさを引き出しながら永く愛せる住宅の提案となりました。

木格子の迎えるファサード

黒く細い木格子が印象的な住宅ファサード。亜麻色のような外壁と相まって上品で重厚感が漂う風貌です。角地というロケーションながらも、外部からの視線を気持ちよく交わしています。変形した敷地ながらも、まるで敷地が住宅に合わせた形のように違和感なくスッキリとした外観です。その見た目は、呉服屋さんのような、割烹料理屋のような、「老舗」を感じさせる佇まいです。

通り土間に感じる心地よい風

玄関の入り口は少し敷地に奥行った、通り土間の途中に。前面道路から外れることで外部の視線は住空間に注がれることはありません。そして日差しの強い日、通り土間へ立てば通り抜ける風を心地よく感じられるはずです。天井の仕上げや塗り壁からは和の風情が感じられます。

味わいある玄関

渋い塗装の木仕上げで出来た引き戸の玄関。木目の美しさが強調されるような仕上げは、和の雰囲気に温かみと、経年変化を経てもより深い味わいとなりそうな趣です。そして、そこを開ければ品のある黒タイル仕上げの床が広がります。その素材の模様や質感を充分に感じられる空間は室内内装への統一感にも期待が膨らみます。

静かな庭

一階にはシンプルな和庭園が臨むことができます。一階床は全てこの黒タイルで統一されています。その庭へも続くタイルは一体感をも感じられます。そして開口は庭の中腹から下部を魅せるように開いており、光りは庭を照らし、間接的に室内へと採光を得ることができます。その白い砂利敷きから得る採光は、何とも間接的で典型的な「日本風」とも感じ取ることができます。

ダイナミックな天井のあるキッチン

二階のリビング・ダイニング・キッチンスペースです。何とも迫力のある天井仕上げです。構造体現わしとした仕上げはその陰影を楽しむために、機能的に照明が照らします。そしてより一層奥行が生まれ、古民家のような重厚な内装のようです。この天井の仕上げによって高く開放的となった空間と落ち着いたトーンの木材仕上げに真っ白な壁面はコントラストの効いたシックな雰囲気です。そんな雰囲気の中にも違和感なく溶け込むのはシンプルでスッキリとしたオーダーキッチン。シルバーの素材は空間にちょっとしたスパイスとなって引き締めてくれています。

なだらかに繋ぐ内部と外部

キッチンに並んで位置するのは大開口のテラス。内部と外部をフラットに繋ぐ床は内部空間と一体化したように活用することができそうです。ホームパーティーや家族でのちょこっとバーベキューも人目を気にせず楽しむことができるはず。どこを切り取っても、素材や仕上がり、質感を惜しみなく感じることのできる空間は、流行に流されることなく、良いものをずっと使っていける住空間ではないでしょうか。

重厚な味わいある住空間はいかがでしたか?是非、コメントをくださいね!
FingerHaus GmbHが手掛けたプレハブ住宅

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