歴史的デザインの椅子たち

A.Imamura A.Imamura
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時代や国を超え私たちを魅了する様々なデザイン。特に生活の身近にある椅子のデザインには何か特別な魅力を感じます。後世に名を残し大きな影響を与えた建築家やデザイナーたちも歴史に残る椅子をデザインしています。今回は、歴史的デザインとして数えられる椅子たちをご紹介します。

ミースのバルセロナチェア

1929年のバルセロナ万博博覧会の開会式典のドイツ館で、スペイン国王夫妻のためにルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエがデザインした椅子です。このことに因んで、バルセロナチェアと呼ばれています。やわらかく滑らかな弧を描く脚部が特徴です。“Less is more.” (より少ないことは、より豊かなこと)という言葉を残したミースは、近代主義建築のコンセプトの成立に貢献した建築家でもあり、またバルセロナチェアはモダンデザインの傑作と称えられています。

イームズのラウンジチェア&オッットマン

イームズのラウンジチェアは、イームズ夫妻がハリウッドの映画監督の友人、ビリー・ワイルダーの自宅リビング用にデザインした椅子です。イームズラウンジチェアは、手作業で組み立てられ、クッションは一つ一つレザー張りされています。ゆったりとした革の暖かい印象が、ラグジュアリー感と親しみやすさを演出します。読書や映画を見る際に、快適に腰を下ろしていられる椅子のデザインです。

トーネット椅子

Julien Schaabが手掛けたリビングルーム
Julien Schaab

CAFÉHAUSSTUHL 2.0 / NACHER

Julien Schaab

こちらは、ドイツのデザインナーJULIEN SCHAABが手がけるトーネット椅子をリメイクした椅子です。トーネット椅子は、ドイツの家具職人、ミヒャエル・トーネット(Michael Thonet)に因んでつけられた名前。蒸気で木を軟らかくし曲線に成形した曲木家具を案出した人です。曲木椅子は軽く、また弾力性・耐久性があり、生産コストが低いので大量生産に適しヨーロッパ全土に普及しました。現在にいたるまでも作り続けられる皆に愛される椅子です。

エーロ・サーリネンのチューリップチェア

Salvioni Spaが手掛けたダイニングルーム
Salvioni Spa

Knoll – Tulip

Salvioni Spa

フィンランドの建築家、エーロ・サーリネンによりデザインされた椅子です。椅子の形状がチューリップの花に似ていることからチューリップチェアと呼ばれています。もともとは、ニューヨークのオフィス家具を扱う企業のためにデザインされたダイニングテーブル用の椅子でしたが、現在ではその柔らかい曲線や素材から色々な場所で使用される椅子です。

ル・コルビュジエのLC1

こちらは、株式会社クレールアーキラボが手がけるシックでミニマルなリビングルーム。室内を彩るメインの椅子は、ル・コルビュジエと彼の従兄弟のピエール・ジャンヌレ、シャルロット・ペリアンが共同デザインしたLC1と呼ばれる椅子のデザインです。20世紀に作られた椅子の中でもマスターピースのひとつに数えられるこの椅子。「住宅は住むための機械である」というル・コルビュジエの言葉にあるように、装飾を排し機能性を追及した彼の建築コンセプトはこの椅子にも当てはまります。ミニマルでモダンな室内空間を象徴する機能的で美しい椅子です。

ル・コルビュジエのLC4シェーズ・ロング

シェーズ・ロングとは身体全体を休ませることができる寝椅子のことです。1929年のサロン・ドートンヌで発表されたル・コルビュジエのLC4シェーズ・ロングは、「休養の為の機械」とル・コルビュジエは呼んでいました。体のカーブ線に合わせてデザインされた背もたれと、弓形のパイプをずらすことによって寝る角度を自由に変えられる、素晴らしい座り心地の椅子です。ル・コルビュジエのLC1同様に、20世紀を代表する椅子として有名です。

FingerHaus GmbHが手掛けたプレハブ住宅

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