和室をコーディネートするための10の紹介

Orie Kojima Orie Kojima
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単調な和室にはしたくない。特別な場所にしたい。和室を家の中に設ける方はそのデザインにこだわりたい方も多いのではないでしょうか。和モダン、がっつり日本家屋の和室、遊び心の効かせた和室、美しさを感じる和室等、多様なスタイル・設計がありますが、どんなものがあるのか10の和室とともに見ていきましょう。

明るくするための工夫

こちらは和を感じますが爽やかな印象も持つ夏らしいデザインです。京都の町に建つ住宅ということもあってその土地柄と調和しており、家を訪ねたお客さんを魅了すること間違いないでしょう。 明るい柄物を部屋のインテリアに使うには少々勇気がいるかもしれませんが、 住宅の中のほんの少し部分的にこういった明るい調子になるものを試してみると和室がとてもお洒落になります。 和室の子供部屋などに使うのもいいアイディアかもしれません。 Kei Sugino

襖に京唐紙

安井正/クラフトサイエンスによるこちらの和室では京唐紙を用いてコーディネートをしています。京唐紙「KIRAKARACHO」のトトアキヒコ氏によるというこちらの唐紙は和室にアクセントとしての役割を持ちながらも 周りの雰囲気を壊すことなく調和させており、色合いが味わいのある和室を作り出しています。 こちらの住宅は伝統的な建築を大切にし、職人の手仕事や大工の手技などを大事に取り入れられている印象のある住宅です。 伝統的な物を少しずつ取り入れて、いつも目に留めてその味わいを堪能できる贅沢さを感じるのも素敵なことです。

建物の構造も部屋を彩る要素として考える

リビングルームからキッチンを見る: katachitochikaraが手掛けたリビングです。
katachitochikara

リビングルームからキッチンを見る

katachitochikara

KATACHITOCHIKARAによる秋喜の家は外観はとても厳かさを感じる日本家屋ですが、リビングルームとキッチンを増築するにあたりモダンな雰囲気をもつ空間を作り出しています。 畳の青々しい色と右端に見える趣のある小豆色にキッチンの傍にあるシックな赤、 そしてそれに合わせて木造建築が美しい調和を作り出しています。 増設のためにつくられたこの構造体も一つの趣きを持ち、外観と内観のスタイルを つなぎとめる役割を担っているようにも思えます。

3色の襖の遊び心

さて、こちらも和室に色を取り入れています。辻建築設計室の鶴居の家の和室には3色の色の襖が取り入れられています。 和室に合わせた調子の色を選択しており、その柄の無いシンプルで深みのある色と天井の調子、広さなど含めて 考慮しデザインされたことが伺えます。 和室以外のお部屋は吹き抜けのあるダイニングキッチンと扉を隔てずにつながった別の和室などがあり、 開放感を併せ持ちながらも落ち着いた生活を作り出せるような設計となっています。

和室に飾るもの

homifyが手掛けた壁
homify

厚木の家

homify

株式会社 鎌倉設計工房の厚木の家からのこちらの写真は和室からの玄関先の様子です。玄関の真ん中上部に見えるのは四角い紙をまわりにはりめぐらせた灯りで、壁には織物が飾られています。 洋館ですと絵画などが飾られていそうですが、日本の家であればこういった織物などを掛け軸のように吊るして展示するのも 玄関の装飾として素敵です。 手前の和室の天井は竹で覆われており他の部屋や外観でもあるように竹や板を張り巡らせています。 それはまるで現代建築のような佇まいを持ち、蔵のような伝統的な趣きさえも感じます。

和室も家全体と共に開放させる

鎌田建築設計室によるこちらの住宅の和室は採光が満ち、明るい和室に仕上がっています。長野県の自然豊かな場所に建てられているこの建物は山の中の新鮮な空気や小鳥のさえずり、温かな木漏れ日などを想像できる、 自然と建物を滞りなく溶け込ませるような建築です。 そんな中で格子柄のように色を変えた畳・モダンな収納棚などの配置は、普通の畳や和の調子の棚を配することよりももっと広く 自然の中にある家の一部分として考えると、この広々と明るい和室にとって自然と造られるものなのかもしれません。

贅沢に取り入れる

坪庭と床の間のある和室: 高野建築が手掛けた和室です。
高野建築

坪庭と床の間のある和室

高野建築

こちらの和室は黒を基調として、木材との組み合わせによるシックな美しさが光っています。和室そのものは広くはないようですが天井の高さ、窓の高さ、各造作材の寸法の見直しなどを 練り、シックな空間でも落ち着く和室に仕上がっているようです。 ライトが設置されて夜でも鑑賞できる坪庭に、霜除け、濡縁もつけられ、 窓につけられる既製品のサッシもなるべく見えないようにするなど細かな配慮もされています。 贅沢ともおもえる和室のこだわりは設計者とクライアントの綿密なやり取りと確認の中で、 このような納得のいく空間が仕上がっていくのでしょう。

細かな役割を持つ造り

M6-house 「  幾何学の家」: Architect Show co.,Ltdが手掛けた和室です。
Architect Show co.,Ltd

M6-house 「 幾何学の家」

Architect Show co.,Ltd

ARCHITECT SHOWによるこちらの和室はひっそりとした空間ですが庭のとなりに造られたその部屋は特別な空間を感じさせます。小さな押入れとその下の小スペースもその和室を特別な空間にするための良い効果を生み出しています。 天井の朱色や小スペースの冴える赤がモダンな調子と共に美しさを放っており、そこに置かれているサイのオブジェも かわいらしく感じます。 こちらの住宅は全体としてアジアの雰囲気を尊重しているような内観をもっており、インテリアに至るまで 細かくデザインされています。 この建築に関してのトータルの紹介記事がこちらです。幾何学的魅力の外観、優しい内部「M6-House」

Photo by Toshihisa Ishii

シンプルに設計し、多様に楽しむ

ラブデザインホームズ/LOVE DESIGN HOMESによるこちらの和室は仕事部屋の一室のような、ゆっくり考え事が出来そうな落ち着いた和室です。 シックな形をもつ家具や大きな窓と組み合わさったこの部屋は、設計者の概念が強くなりすぎず、 住人の好きな観葉植物や雑貨も自由に置いて空間を新たに作ることを楽しめるシンプルな部屋となっています。 机の前に座ったときに大きな窓から見える景色には、春には桜がよく見えるそうで、 和室の空間だけでなく外の空間をも引き込んで楽しめる空間となっています。

歴史を引き立たせるための活用

建築設計事務所 山田屋によるこちらの住宅は、100年以上もの歴史を持つ蔵屋敷を現地再生し、新築部と同居しているとのこと。和室の中のテーブルなどのインテリアもとても重厚な趣を感じさせます。 そんな和室ですが細かく見ていくと、天井のモダンな明かりの設置によって古くても暗い雰囲気を持たずにその歴史を際立たせるように よく造られています。 和室をリノベーションするなどの際はこういった雰囲気の境界線が曖昧になるように、そのコンビネーションがうまく調和し こういった豊かな雰囲気の和室になることを心がけたいものです。

和室のコーディネートについてご意見はございませんか?是非お書きください。
FingerHaus GmbHが手掛けたプレハブ住宅

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