Армен Мелконянが手掛けたリビング

換気について知っておきたい基礎知識

Takashi Sasaki Takashi Sasaki
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換気は住まいの快適性だけでなく、健康面にも影響する重要なポイントです。しかし、その役割や効率的に室内空気を入れ替える方法など意外と知らないことも多いのではないでしょうか。そこで今回は、換気について知っておきたい基礎知識を紹介していきたいと思います。その種類も様々あり。それぞれにメリット・デメリットがありますので、あなたのライフスタイルや家のつくりに合ったものを選んでいきましょう!

換気の役割

Interior-1: DOGが手掛けたリビングです。
DOG

Interior-1

DOG
DOG
DOG

換気が担う役割についてまず見ていきましょう。主な役割としては、室内空気をきれいに保つことが挙げられます。室内で発生するホルムアルデヒドなどのシックハウス症候群の原因となる有害物質を取り除いたり、台所やトイレにおける臭いも外の空気と入れ替えてくれます。また、冬に石油ストーブなどで室内を暖める際には一酸化炭素中毒を防ぐことにもつながります。さらに、室内の湿度も調整してくれることから結露対策にもなり、カビやダニの発生を抑えてくれます。

機械換気

Shio Conceptが手掛けたリビング
Shio Concept

Chimena Bioetanol JET, colección LIVE portable by Shioconcept

Shio Concept

換気の方法には、大きく分けて機械を用いた「機械換気」と機械を用いない「自然換気」があります。機械を用いる方法のメリットは、計画的な空気の入れ替えができるということです。また、その方法にも給気と排気の一方あるいは両方を機械換気で行うかで、第1種・第2種・第3種換気と分類され、それぞれにメリット・デメリットがありますので、それぞれの住まいに合ったタイプを選んでいきましょう。

自然換気

機械を用いない「自然換気」は、空気の入れ替えが安定に行えないというデメリットはありますが、こちらのキタウラ設計室が手掛けた住まいにも採用されている、近年そうした点を改善した「パッシブ換気」という方法も注目されています。それは、暖かい空気は軽く、上昇するという性質を利用して、床下から取り込んだ空気が床下暖房により暖められ、その空気が上昇していくことにより天井や屋根にある排気口を通して外へと排気されていくというシステムです。こうしたシステムのように、暖かい空気は上昇するという性質を上手く利用するために、天窓や高窓を設けるなどの工夫をしてみてもいいかもしれません。

24時間換気

シックハウス症候群が社会的な大きな問題となったこともあり、2003年に住宅の24時間換気が義務付けられました。それにより、1時間あたりに住宅内の空気の半分を外気と入れ替える換気量を住宅に求められるようになりました。自然素材を用いて家づくりをすることで、シックハウスを防ぐこともできるかもしれませんが、自然系塗料に反応してしまう方もいるなど人それぞれにアレルギーの程度も異なりますので、どんな住まいでも換気についてしっかりと考えていきましょう。

写真:芥子富吉

熱交換による快適な室内環境

24時間換気により、2時間で住まい全体の空気が外の空気に入れ替わることになります。その時、普通に外気を取り込むと夏は暑い空気が室内に入り、冬は冷たい空気がそのまま入り込んでくるため、冷暖房の効率や快適性も損なわれてしまいます。しかし、そうした状況に対応するための熱交換型の換気システムというものもあります。それによって、フレッシュな外の空気を室内の温度に合わせて取り込めるようになります。

効率的に空気を入れ替える高気密住宅

住まいの換気を効率的で計画的に行っていくためには、高気密住宅にしていくことが有効な1つの方法となります。家のあちこちに隙間があると、予定していた空気の流れや量が乱されてしまい、空気が入れ替えられない部分も出てきてしまいます。しっかりと気密性の高い住宅にすることで、計画通りの空気の量や経路で換気されることも考えてみてください。高気密住宅については、「高気密・高断熱住宅の魅力と基本知識まとめ」も是非参考にしてみて下さい。

快適で清潔な室内空気の住まいとしていきましょう!コメントをお待ちしています!
FingerHaus GmbHが手掛けたプレハブ住宅

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