バスルームのタイルの選び方

林 直樹 林 直樹
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バリエーション豊かな質感や色、そして耐熱性・耐水性に優れたタイルは水周りの空間、特にバスルームにしばしば使われる建築材料です。焼き物としての魅力も兼ね備え、古くから様々な種類のタイルが作られてきました。そして現代では耐水性や耐久性をより強化するなどさらに機能的なタイルも販売されています。そこで、この記事ではバスルームに適したタイルの選び方についてご紹介します。

配色をどうするか

タイルには様々な質感、色があり、なかなか消えるのが難しいと思います。色を混ぜて使用することもできるので、そのバリエーションに限りはありません。まずは色の方向性を決めましょう。種類によってはひとつひとつ微妙な色の違いがあって単色のように見えても表情豊かに感じられるでしょう。写真は株式会社CAPDの稲荷町の家(リノベーション)。

タイルのサイズ

タイルは焼き物ですので、基本的にはサイズがバラバラですが、建築材料に使われるタイルには一定の基準となるサイズがあります。モザイクタイルのようなものであれば小さなものを組み合わせて販売されており、一般的にサイズは300mm角のものが多いとされています。ユニットをはすでに組み合わさっているので、ひとつひとつのピースを張り合わせる必要はありません。また一般的なタイルであれば基準となるサイズがいくつかありますが、よく使用されるのは50二丁と呼ばれる50×100mmのものです。

タイルの種類

タイルは素材や製法、使用方法によって多くの種類が存在します。バスルームで使えるものは一般的に内装用で水周り使用可能のタイルで、耐熱・耐水性が高いものになります。質感の違いとしては釉薬の有無があります。釉薬を使用したタイルは表面がつるっとしており、鮮やかな色が特長です。釉薬を使用しないものは素材ならではの質感・手触りを楽しむことができます。様々な種類はこちらもチェックしてみてください。

メンテナンス

タイルは耐熱、耐水性に加えて、耐久性も高い建材なので、一般的にメンテナンスフリーの建材として知られています。また部分交換なども難しくありません。しかし水周りでは目地にカビなどが発生することがありますので、清掃はこまめに行うほうが良いでしょう。

photo : Koichi Okuwaki

滑らない工夫

近年ではバスルームの床に使用する目的の、非常に滑りにくいタイルが開発されています。各メーカーが浴室床使用可能という表記で販売していますので、その中から選ぶようにしましょう。また抗菌効果があるものも存在しますので、ぜひカタログなどで確認してみてください。

おすすめ

タイルは様々な表情やバリエーションをつくり出せる建材で、浴室などの水周りだけでなくキッチンのカウンタートップから建築の壁面まで色々な建築材料として利用可能です。しかし決して単価が安い建材ではないので、やはり耐久性が求められる水周りなどの空間に優先して使用することをお勧めします。他にもこちらの記事も参考にしてみてください。

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