インテリアのスタイルに合わせた照明選び

Aya F. Aya F.
中京区の家, 一級建築士事務所 こより 一級建築士事務所 こより モダンデザインの リビング
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インテリアにこだわりがある方ならば、そのスタイルに合わせた照明のデザインにもきっと目を光らせているのでは?ランプシェイドやライティング方法によって、空間は様々な表情を見せてくれます。照明の位置や光の色でも、驚くほど雰囲気が変化するもの。インテリアのスタイルによって照明の選び方にもこだわりを持ちたいものです。今日は、いろんなスタイルのお宅の実例を見ながら、ライティングデザインの相性について考えてみましょう。

インテリアがシンプルならば照明に個性を

インテリアをミニマルなものにするならば、空間にところどころをパンチのきいたアクセントを置きたいものです。こちらは京都の建築家・こよりの手がけたお宅です。天井にコンクリートのラフな素材をむき出しにしながらも、壁に白、床とドアに明るいウッディテイストを組み合わせてすっきりとしたモダンスタイルにまとまっています。アクセントとして、カラフルなラグと、その上に下がっている個性的な照明が、明るさと軽やかな華やかさを添えています。

Photo: 吉田祥平

モダンカントリーにはスタイリッシュに

最近ではモダンとひとくちに言っても、いろんな方向性があるもの。こちらのダイニングは、モダンながらも、木のずっしりとしたテイストを組み合わせたモダンカントリー調です。奥の重厚感のあるグレーのメタリックな暖炉と合わせるように、椅子にも渋いダークグレー。テーブルの上には、近年流行りのレトロチックな裸電球様の照明が、いろんな高さでランダムに設置されています。レトロ感とモダンデザイン、田舎風とスタイリッシュという異なるテイストが相俟った雰囲気のある空間となっています。

ナチュラルスタイルには自然な形

シンプルでナチュラルなインテリアは、やさしい木の匂いがたつようで、とてもリラックスできそう。こちらのリビングでは、床と同一材が壁の一面にも使われていて、木に包まれる感じがするデザインです。テレビ横に配されているのは、真っ白なスタンドライト。まるで森の中で光るキノコ・ヤコウタケを思わせるデザインです。天井にも照明が設置されていますが、この存在感はウッディからーを背景としているために、より映えています。

北欧スタイルとボタニカルデザイン

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数年来、とても人気の北欧スタイル。ナチュラルなインテリアにヴィヴィッドなアクセントカラー、植物柄や幾何学模様などの大胆な意匠が絶妙に合って、見ているだけでも気持ちが揚がる気がしますよね。こちらのLDK空間では、それぞれの用途に合わせた照明が、天井からセットされています。リビングスペースに掛けられているのは、マーガレットのような花を毬状に組み合わせたランプシェイド。花を模した太陽のようなデザインは、目立つ色ではないながらも、存在感を感じられて素敵ですね。

和の空間には柔らかな光を

最近ではめっきり少なくなってしまった昔ながらの和空間。木の格子と紙でできた障子や竹や木の細工が美しい欄干などの装飾は、幼いころの思い出を湧き立たせてくれるよう。日本人のDNAが喜んでくれるようなリラックス空間です。こちらでの照明は、やはり白熱灯などのあたたかな色味のものを選びたいですね。雪洞や提灯を思わせるような、和紙と竹組みでできた明かりは、より天然素材の空間を感じさせてくれて、心地よく過ごせそうですね。

ツンデレっぽい組み合わせ

インダストリアル風とかシャビーシックなど、ラフなイメージのものときりっとスタイリッシュなデザインや、その逆など、対局にあるデザインのものを組み合わせるインテリア、最近よく見かけますね。こちらのリビングも、そんなツンデレ感を感じさせるデザインです。古い工場っぽいラフな空間に、きっちりとしたモダンスタイルのソファー、照明にはガラス製のシャンデリアが組み合わされています。ちぐはぐなようで、不思議にしっくりと落ち着けそうなコンビネーション、ちょっと真似してみたくなりますね。

いろいろ工夫してお気に入りの空間を作りたいですね。ご意見ご感想お待ちしています。

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