ベッド下収納を活用すれば、お部屋は確実に広く使えます。そこで今回はベッド下収納に更に一工夫を加えて、空間を無駄なくオーガナイズされているお宅をご覧いただきましょう。参考になるアイデアを是非見つけて下さい。
窓際のコーナーにベットが配置されています。こちらのお宅は実はワンルーム、ダイニングキッチンからリビングへと隣接して寝室が設計されています。そこでベット下に収納を設けると同時に階段2,3段程度の段差を設け、さりげなく空間に間仕切り効果を与えて、メリハリを生んでいます。カーテンを敷いてしまえばプライベートは完全に確保。子上がり的な距離は心地良く、実際以上の広がりをも感じさせるベット下収納となっています。
ベッドボードとは枕元にある仕切り板の事です。ベット下収納と併用して収納棚を壁面に取り付ければ、収納力は更にアップ。合板やすのこの木材をベースとして固定し、棚板を取り付けるだけで完成しますのでDIYで挑戦されるのも。穴が規則的に空いた有孔ボードなどを採用すれば、お気に入りの絵画も簡単にデコレーション出来ますし、就寝前の読書本や目覚まし時計などを置くちょっとしたスペースとして利用出来るのはもちろん、フックを引っ掛ければアクセサリーといった細かい小物の収納などでも活かせます。
インテリアデザイナーのINT2ARCHITECTUREがデザインしたこちらのお部屋は、ベットを中心にベット下だけでなくベット脇と天井にも大容量の収納を確保しています。エントランスを入ってすぐの棚を軽くスライドさせるだけで、お洋服を皴なく収納出来るハンガ-ラックが!ベット下にはブランケット、ベッドの両側にはフォトブックやCDと実にピッタリと無駄なく物を一括した収納を可能にしています。ベットの背面にちょうど窓があるのも、空気が籠りがちなボックス型ベット収納に、適度な抜けが計算されています。
ベッド下は掃除がし易いとは言えませんので、どうしてもホコリが溜まりやすい場所となってしまいます。又人間は睡眠中にコップ一杯分の汗をかくとも言われています。カビ発生の最大の要因は、この「湿気」+「ホコリ」です。そこでベット下へ収納するモノには慎重に選ぶ必要があります。例えば書籍やシルクなどのおしゃれ着は避けた方が良いでしょう。湿気を集めてしまう可能性があるのであれば、換気が一番重要。よって頻繁に取り出すグッズ、例えば下着やパジャマといった毎日使用する物を収納し、仕舞い込みがない様に注意しましょう。