階段の広い空間5選 – 豊かな暮らし方を生む階段！

オレンジハウスの手がけた「ブルックリンハウス」は、NYのブルックリンにあるような家をイメージしてデザインされました。1階と2階という二つだけのフロアに分かれるのではなく、スキップフロアの段差を使いリズミカルに空間分けがされているのが特徴です。スペースごとに無垢材やナチュラルカラー、モルタルなどの素材が使い分けをされているのもポイント。通路としてだけではなく、フロアごと広い階段としてステップをつけ、まるで広場にいるような開放的でのびのびとした印象に仕上がっています。階下には隠れ家のようなロフトもあり、楽しさや収納力も抜群です。今日はどこでくつろごうか、とわくわくするような空間になりました。本住宅については「ほどよく自然体でかっこよく暮す家「BROOKLYN HOUSE」」で詳細をご覧頂けます。

藤原・室　建築設計事務所の手がけたこちらの家は、わずか3.75mの間口、奥行きが16.92mという細長い敷地にあります。もともとは長屋が建築されており、建て替えによってこの家が誕生しました。隣地には建物が迫っており、開口部は限られます。家全体は地下1階と地上3階で構成され、スキップフロアによって視線の抜けを生みだしながら、流れるような動線によって空間がつながります。奥行きのある空間とスキップフロアの構成という特徴上、階段は複数家の中に配置されました。多くなるほど煩雑な印象になりがちですが、すっきりとしたストリップ階段やモダンなデザインで仕上げられ、場所によって幅を変えることで内部に光をたくさん取り込み高級感を演出する魅力的な空間になっています。本住宅については「流れるような空間構成の家」で詳細をご紹介しています。

こちらは京都市にある、もともとは古屋が建っていた場所を購入し建て替えられた住宅です。ご家族は共働きでお子様も忙しいという日々の環境のもと、ＦＯＲＭＡ建築研究室が少しでもくつろぎ、安らげる空間を提案しました。全体的にコンパクトな敷地の中、生活の環境と、家に求められるストレスの軽減やゆったりとくつろげる空間の計画がメインテーマになされています。玄関にある階段は階段+αのスペースを設け、住まい手が好きなものを飾ったり、光の心地よさを楽しめるスペースに仕上がりました。滞在時間は長くなくとも、日々行き来をする機会が多い中で心の拠り所となる空間です。本住宅については「サルトリイバラハウス」で詳細をご紹介しています。

荒谷省午建築研究所／SHOGO ARATANI ARCHITECT & ASSOCIATESの手がけたモダンな住まい。高低差があり、荒々しい岩が積み重なったアプローチに黒いボックス型のスタイリッシュなファサードが印象的な佇まいです。敷地の環境上、住宅内部は斜めの動線があったり、宙に浮いたようなスペースがあるなど通常の敷地よりも空間構成が複雑に見えますが、段差やガラスの透明感を巧みに組み合わせながらすっきりとまとまりのある室内に仕上がっています。複雑な要素が多いぶんディテールにはこだわられ、階段の角度や手すりの細さなどのバランスが見事にデザインされ、インテリアのポイントにもなっています。本住宅については「KRAMPON」で他の写真をご覧になることができます。

久保田英之建築研究所の手がけた、コンクリートの質感がクールな家です。商店街に建つ長屋を立て替えてうまれたこの家は、間口が狭く隣地の建物に挟まれた環境です。建物の中に光を取り込むため、建築家は5つのフロアをスキップ構成させるプランを提案。さらに吹き抜けやトップライトを設けることで正面からは感じられないほどの広がりと明るさを感じる室内に誰もが驚くことでしょう。スキップフロアの階段は広さを持たせ、ベンチとしても使えるようなデザインをすることで、家具のように座ってくつろいだり、パーティーにも対応ができるような工夫がなされています。本住宅については「Style～大松通の世界軸～」で詳細をご紹介しています。

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