素晴らしい間接照明のアイデア

A.Imamura A.Imamura
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「素晴らしい間接照明のアイデアで素敵な家の雰囲気を演出したい」そう考えている人は多いと思います。実は伝統的な日本家屋は非常に上手く明りを取り入れる工夫がされています。今回は、日本家屋の間接照明の例を多めに上げながら、家を美しく演出する素晴らしい間接照明のアイデアと基本設置位置をご紹介をします。

1:壁から

これは、ドイツのHOLZGESCHICHTENが手掛けた素晴らしい間接照明アイデアの例です。ベッド上部後方の壁を背後の部屋とつなげ明りを取り、またベッドサイドの小窓にも小さな照明を設置しています。フィンランドのトイレでも多々このようなデザインを見かけます。サイドの部屋から明りを取り入れることで、消費電力を抑え、尚且つ間接照明として雰囲気がでる、一度真似をしてみたい素敵な例です。

Die Wohnung W und die Bergbuche vom Sonntagshorn

Foto: Thomas Straub

2:天井から

古い日本家屋で使われていた「明かり取り」を天井に設置した例です。南側に設置することで冬でも日射を十分に採り込むことが可能です。ただし、隣家がひしめくような建て込んでいる立地での場合は、天井採光できる方角を計算することが大事です。日の光を利用し家を明るく照らせば、昼夜問わず素敵な間接照明として変わります。

3:棚から

日本家屋では以前は襖が、カーテンや間接照明の役目をまかない、陰影の美を室内に演出していました。現代的なライフスタイルの家では、襖も少なくなり、間接照明無しでは室内全体が暗くなりがちです。そんな場合は、棚からの間接照明で雰囲気を演出してみましょう。棚に小さめのLEDライトを設置することで、やわらかい雰囲気と、また棚に置く小物によって室内の雰囲気を変えることができます。このように玄関に設置すると、四季によって植物や花を飾りたくなり、来客があった時でも素敵にお出迎えが演出できます。

4:ガラスの後ろから照らす

日本家屋によくある飾り付き明かり窓から間接照明のヒントを得ましょう。写真の様にガラスやプレキシグラスの背後から照らすことによって間接的なやわらかい光の演出が可能になります。また、このようなガラスを使った間接照明を壁面に設置することで、横方向を強調し、室内空間に広がりを持たせることができ、ギャラリーのような演出効果が期待できます。

5:床から

写真の様に、床面に間接照明を置くと、非日常的でドラマティックな演出ができます。また床から天井への間接照明の設置は、上部への広がり感が強調され開放的な空間を演出します。床からの間接照明の場合は、演出したい室内空間のコンセプトを考え光の当て方を工夫すると良いでしょう。

6:お庭に

お庭の間接照明も忘れてはなりません。小さなお庭でも工夫次第でドラマチックに見せることが可能です。お庭に素晴らしい間接照明を設置することで、室内と庭が繋がって見え、空間に奥行きと広さを演出できます。一本の樹木を明るく照明し、植栽をシルエットを見せることでお庭の印象を変えることができます。

間接照明の基本位置は把握しましたか?是非、コメントを書いてください!

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