あたたかく居心地のいい屋根裏部屋にするには?

Takashi Sasaki Takashi Sasaki
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せっかくある屋根裏部屋を寒いからといって、ただの物置になってないでしょうか。そんな無駄な使い方ではなく、しっかりと暖かくすれば、ゆったりとしたベッドルームから自分だけの特別な趣味の部屋まで、自由に屋根裏部屋をアレンジしていくことができます。そこで今回は、技術的なことからインテリアのアイデアまで、様々な暖かい屋根裏部屋をつくる方法をご紹介していきます。

クリエイティブに、でも実用的に

home sweet home: ATELIER TAMAが手掛けた子供部屋です。
ATELIER TAMA

home sweet home

ATELIER TAMA

屋根裏のかたちは、それぞれの個性ある屋根の数だけ1つ1つ違ったつくりをしています。そうした個性的な空間をクリエイティブに楽しく使えるようにしてあげることも、屋根裏部屋を温かみのある居心地のいい場所にする1つの方法です。こちらのATELIER TAMAが設計した住宅の屋根裏部屋は、子供部屋としてあちこちに縄梯子がぶら下がっていたり、柱をよじ登れたり、ハンモックで昼寝をしたりと子供の遊び心をくすぐる雰囲気で溢れています。屋根裏部屋独特の屋根の低い部分でも小さな子供であれば有効に使うことができて、空間を無駄にしない実用性も兼ね備えています。

しっかりとした断熱

屋根裏部屋は床以外の壁・天井が外部と接しているため、部屋を暖かく保つためにはしっかりと断熱をしてあげる必要があります。断熱材は、家を服で覆うように、冬の外の冷気をシャットダウンして室内の温度を維持してくれます。反対に夏は強い日差しにより屋根が温まり、屋根裏部屋は熱がこもってしまいます。中の空気を入れ替えられるように窓を付けることも大切です。その窓も冬の冷気が入ってこないように単層ガラスではなく、複層ガラスなどできちんと断熱をして暖かい屋根裏にしましょう。

きちんとした防水

最近よく聞くいわゆる「ゲリラ豪雨」ですが、屋根の防水は暖かい屋根裏部屋で快適に過ごすためにもしっかりとしておかなければなりません。特に屋根や屋上の形が特殊なこだわりの家は、防水をしっかりと考えてあげないと雨漏りの原因となってしまいます。こちらの島田陽建築設計事務所/タトアーキテクツが設計した住宅の屋上では、屋上の手すりが防水層を痛めてしまわないように、ベンチと手すりが一緒にデザインされています。屋上に見える3つの家型の小屋についても防水・断熱がしっかりと考え抜かれており、安心して気持ちよく屋内で過ごせそうです。

写真:KENICHI SUZUKI

複雑で楽しい空間

天守閣の2階: 総合建築植田が手掛けたです。
総合建築植田

天守閣の2階

総合建築植田

こちらの屋根裏部屋は、築50年の木造家屋のリノベーションによるものです。中の壁や天井をすべて取り払い、屋根を支える複雑な小屋組みが見える大きな1つの部屋になっています。床は1階の天井高をそのまま利用することで段差が生まれ、屋根裏部屋の大きな空間をやわらかく仕切っています。さらに四方の壁に一続きのガラス窓がはめ込まれており、屋根裏を明るくすると同時に、辺りの景色が見渡せる天守閣のような楽しい空間となっています。

写真:K.sugino

環境にやさしい羊毛断熱材

安価で高性能な新しい建材が開発されると同時に、それが含む化学物質によるいわゆる「シックハウス」を心配される方もいるかと思います。最近では、自然素材を積極的に利用する住宅も増えてきています。暖かい屋根裏部屋にとって重要な断熱材では、羊毛を使用した自然素材の断熱材があります。こちらの近建築設計室による建築家の自邸は、天井と壁の断熱材として高性能羊毛断熱材が使われています。北欧家具の似合う空間ということで設計されていて、床や柱、天井には木材がふんだんに利用されています。自然素材で安心感のある暖かい屋根裏部屋はいかがでしょうか。

エコな素材

2階フリースペース(畳コーナー): 株式会社山口工務店が手掛けた和室です。
株式会社山口工務店

2階フリースペース(畳コーナー)

株式会社山口工務店

こちらは、冬の寒さが特に厳しい新潟の住宅にある屋根裏の和室。天井のシナベニヤ張り、壁の左官壁、床の畳張りといった自然素材で囲まれた統一感のある部屋となっています。しかしこの家はそれだけではなく、窓には高性能の真空トリプルサッシと、高効率な床下エアコン暖房システムが採用されていて、心身ともに暖かいエコハウスとなっています。

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FingerHaus GmbHが手掛けたプレハブ住宅

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