SHR house: sun tan architects studioが手掛けたベランダです。

大家族と核家族を往来する住宅「SHR house-3つの家の1つの家族」

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家族のスタイルを考えた時、大家族、核家族どちらもそれぞれのメリット、デメリットがあります。しかし、そのスタイルの間に「大核家族」というスタイルが生まれたらどんな家族との関わりが生まれるんでしょう。例えば互いの極端なメリットデメリットが中和された環境が生まれるのではないでしょうか。そこで今回ご紹介したい住宅はご夫婦、息子家族(+子3人)、娘家族(+子1人)の3世帯の総勢10人が暮らす大家族が住まう住宅です。大家族のための各々にとって過ごしやすい環境の提案をしたのはSUN TAN ARCHITECTS STUDIOです。本住宅が目指したものは、”大家族と核家族の時間と空間を自由に行き来できる住まい”でした。核家族一世帯ごとに用意された住宅はどのように大家族として関わりや繋がりを持つ住宅となったのでしょうか。

家族の集う共有ダイニングスペース

本住宅の敷地は崖の上の高台にあることから市街を見下ろす素晴らしい景色を望めます。ダイニングから見通す庭は青々したケヤキの木が気持ちよく、家族が自ずと集まりやすい空間です。色彩を抑えた空間は、より庭の色彩を強調してくれるものでしょう。また核家族の空間へと通づる落ち着いたトーンの壁面にRの効いた開口は柔らかさを持ち、やんわりと空間の境目として意識させてくれます。

広々としたキッチン

タイプの異なる家族が自然にまじりあうようにと、共用のウォークスルークローゼット、キッチン、ディスプレイスペースは各家に隣接しています。共有スペースのキッチンに立てばダイニングに対面して配置されている事から、家族10人が揃って会話を楽しみながら調理、食事、かたずけに至るまで一連を共にすることが可能です。

家族が繋がる共有スペース

共有スペースに面する庭には以前より生えていたケヤキによって、急傾斜地の土留め・防風林として本住宅へ活用されました。また夏には沢山の葉を付け強い日差しを遮り、庭へ涼しげな日陰を落としてくれます。そして、内部と外部を隔てるのはベイマツからなるフレームの大きな片引き窓です。共有スペースではリビングにはもちろん、子供たちのサッカー、ゲームなどプレイルームとしても活用できます。

室内と室外を繋げる共用デッキ

共用スペースから続く開口いっぱいの大きなデッキは夜景までも見える事でしょう。夕暮れ時の夏には開口を開け放ち、子供たちがデッキに出て花火を楽しみ、大人は室内でのんびり、なんてことも。各家族が共有スペースへ行くには、景色や庭の様子を感じる事ができる配置となっています。

夜の住宅外観

本住宅は太陽光パネルのついた片流れ屋根に環境によって表情を変える左官仕上げのグレーの外壁をもつ3つの家と、その家々に囲われたスペースで構成されています。夜になれば核家族の個々の家に灯りが灯ります。互いに存在を確認しあいながら各家々にいるときは核家族のように暮らし、共用スペースでは大家族のように暮らす。それは共有スペースによってしっかりと大家族として絆を繋げる「大核家族」のカタチではないでしょうか。

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