カップルで新しい家を探す時、絶対に新築でなければならないというルールはありません。昨今ではライフスタイルや価値観の変化により、中古物件を自分たちでリノベーションし理想の住まいを手に入れる、という方法をとる人も少なくありません。
今回紹介する若いカップルもまたそうした考えを持っていました。古く寂れた物件を購入し、建築家の助けを借りながら自分たちの理想の住まいを作り上げたのです。詳しく見ていきましょう!
beforeの状態は小さな部屋がいくつか並んでいるという窮屈さを感じる間取りでした。さらに室内は薄暗く陰気な雰囲気で、家族や友人を招きたい気分にはまったくならないという悲しい状態。カップルは建築家と相談した上で、壁を取払って間取りを大きく変更し、若者らしい開放的で明るく活気のある家へと改造することに決めました。
こちらがリノベーション後です。壁を取り払いオープンプランの広々とした空間へと大改造。左手がキッチン、右手がリビングとなりました。構造を支えるための柱は残されましたが、それはそれでいい感じ。床も明るい色のフローリングへ変更し、健康的で清潔感のある雰囲気に。二つの窓から光が差し込む明るいスペースです。
こちらは座り心地のいいソファが置かれたリビング。後ろにキッチン&ダイニングが確認できるように、オープンプランならではの利点である他スペースとの接続を強く感じることができます。インテリアは白、グレー、木材の茶色を基調にして作られたシンプルモダンスタイル。左手の壁に見えるドアはオリジナルの要素。白くペイントし、古さと新しさがミックスされた魅力的な要素として生かされています。
続いてダイニング。木製テーブルに白い椅子とベンチがシンプルながら、北欧風のナチュラル&リラックス感を感じさせます。ベンチは隣との距離感が近いのでより親密な雰囲気で食事を楽しむことができますよ。実はこのベンチ座面内部が収納になっています。シーズンアイテムなど、普段あまり使わないけれど必要なものを収納しておくのにぴったりですね。
ここからはそれぞれのスペースのbefore&afterをさらに詳しく見ていきますよ。
こちらはまるでホラー映画かスプラッター映画の舞台のようですが、実はキッチン入口のbeforeの様子です。ガラスが嵌ったドア、タイル、全体的にひどく劣化した状態です。
そしてこちらがafterです。ドアと壁が取り払われ広く明るいスペースとなり、移動やコミュニケーションも容易になりました。モダンで機能的なキッチン設備、作業台としても使用できるフレキシブルなカウンター、ダイニングとのつながりなど、家族や友人と料理や飲食をしながら楽しく過ごす時間が目に浮かびますね。
ほとんど<閲覧注意>のこちらはバスルームです… 。全体的に経年劣化していたこの建物内でも最低最悪の状態でした。あまりじっくり見たくないので早くafterの写真へ急ぎましょう!
ご覧下さい!この美しきバスルーム!目が癒されますね… 。先ほどの地獄のようなバスルームと同じ場所だとは到底信じられません。トイレの位置を変更し、洗面カウンターを追加、バスタブは撤去してガラス張りのシャワー室が設置されました。木材を中心とした中間色のインテリアは落ち着きと調和を感じさせます。ドアは敢えてオリジナルを残し、アンティークの味わいを。
こちらの部屋も「ここで何か事件があったの… ?」と不安になるくらいの荒廃っぷりです。床が抜けている箇所もありますが、こちらは寝室として使うことに。
そしてこちらがリノベーション後の寝室です。チョコレート色の壁に白い窓枠が大人らしい落ち着きとエレガンスを感じさせます。床はもちろん新しく設置。シンプルかつ居心地の良い癒しの空間へと大変身です。
中にはショッキングなbefore画像もありましたが、ここまで酷くても専門家の手に掛かれば美しく快適な住居へと改造できるということがお分かり頂けたと思います。興味を持たれた方はぜひ一度リノベーション会社に相談してみては?