世界の部屋づくりを我が家にも取り入れるには?

Nami Sasaki Nami Sasaki
Christmas '14, Farrow & Ball Farrow & Ball カントリーデザインの リビング
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日本にいながらにして、憧れの海外のお洒落なスタイルを取り入れた家に住めたら最高ですよね。今回は、歴史の国イギリス、パッションの国ブラジル、モードの国イタリア、そして我らが日本から、素敵な世界の部屋づくりをご紹介します。国という明確なテーマがあると、小物も揃えやすく、センスの良い部屋に仕上げやすくなります。部屋ごとに異なる国をチョイスし、インターナショナルハウスなんてものを作り上げても面白いかもしれませんね。

イギリスのリビング

早いものでクリスマスももうすぐそこ。お部屋の飾り付けはお済みですか?最初はイギリスから、クリスマスムード満点のリビングのご紹介です。まず目に飛び込んでくるのが、なんといっても存在感のあるツリー。色味が揃えられたデコレーションは確かに綺麗ですが、このようにカラフルなものは、計算されていない純粋な喜びが表現されているようで、見ている方も楽しい気分にさせてくれます。ツリー本体と比べるとかなり大きめな星も、まるでクリスマスが待ちきれないと言っているかのようですね。可愛らしいツリーに対して、他のデコレーションはややおとなしめのシックな雰囲気。アンティークの家具と暖炉が、イギリスらしさを演出。このような季節のデコレーションは、世界の部屋づくりの中でも最も取り入れやすいものかもしれませね。

ブラジルの寝室

homify モダンスタイルの寝室

アーティスティックな壁が印象的なこちらのベッドルーム。ブラジルのインテリアデザイナーClaudia Albertini & Chris Silveira Arquitetosが手がけました。水色に赤、ゴールドなどの大胆な色使いが、青い海に熱い太陽を連想させ、ラテン系の国の明るさを表しているかのようです。こちらのように、その国のイメージから世界の部屋づくりを行うと、すんなりとデザインが思い浮かぶかもしれないですね。存在感のあるデコレーションをするときは、その特別感えお消さないよう、他はあえて徹底的にシンプルにするのが定石です。こちらのリビングも、白で統一されているからこそ際立つ、ブラジルのパッションなのでしょう。

日本のお風呂

湯船に肩まで浸かると、1日の疲れも吹き飛ぶ気がしますよね。一級建築士事務所 Eee worksが手がけたこちらのお宅は、なんと内風呂と外風呂の2つが揃った豪華なつくり。ゆったりと時が流れる空間はまるで旅館に来たかのようですね。特に外風呂は、間接照明のおかげで雰囲気抜群。目隠しのための木柵も、和風モダンのデザインづくりに一役買っています。源泉掛け流しのようなお湯の入り方も情緒があって、視覚的にも大満足の空間が生まれました。

イタリアの赤ちゃん部屋

homify 北欧デザインの 子供部屋 アクセサリー&デコレーション

赤ちゃんがいると、どうしても部屋の中は赤ちゃん用品で雑然としてしまいがち。我が子は可愛いけど、とにかくお世話が大変で、片付ける気力も起こらない、なんていう育児奮闘中のお母さんもいるかも知れません。そんな方にオススメなのが、イタリアのデザイナーLe Civette sul comò srlが手がけた、こちらのオムツ交換台。さすがお洒落な国イタリアで生まれただけあって、シンプルなデザインが素敵ですよね。おしりふきやベビーパウダー等、オムツ替えに必要なものを全てこの棚に収納して、オムツ替えが終われば、ポンとワンタッチ。片付ける手間もありません。オムツ台が目隠しになるので、見た目にもスッキリしますね。お洒落なお母さんたち、いかがでしょうか?

日本のお庭

お庭に池がある風景って、憧れるものがありませんか?ユミラ建築設計室の手がけたこちらのお宅は、なんとお庭に面するところは全面開口という、大胆なつくりをしています。コンクリートにベニヤ板で箱型という、シンプルなデザインの外観を彩るのが、他でもないこのお庭と池なのです。このお宅の特筆すべきところは、池がただの池で終わっていないという点。まず開口のすぐそばに設置することで、防犯の役割が生まれ、さらには窓のすぐそばに池があるおかげで光が反射し、部屋の奥まで明るく照らします。そして睡蓮が浮かべられ、金魚の住むビオトープとしても機能。ひとつでたくさんの役割を果たす、池としての可能性が広がるお宅となりました。

日本の台所

日本独特の文化、茶の湯。茶道から生まれた他に類を見ない独特の建築様式や、装飾品は外国人の方をも虜にしています。こちらは一級建築士事務所 M工房が手がけた水屋です。水屋とは、席の準備をしたり、器を収納しておくところを指し、千利休が不審庵に設けたのが始まりとも言われています。こちらではお茶会に使われる器や道具がひとつひとつ丁寧に飾られ、まるでギャラリーのようですね。ハレとケで言うところのケ、つまり裏の部分ですが、裏方だからこそ美しく保っておくことが大切で、それは表を立たせることにも繋がるのだと、建築以上のものを教えてくれる気がします。

いかがでしたか?お気に入りの国のテイストを取り入れて、世界の部屋づくりを参考にしてみてください!コメント、お待ちしております!

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