暮らしを彩る好きなモノと「八潮の家」

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八潮の家, TAMAI ATELIER TAMAI ATELIER クラシカルな 家
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ふとした時、「好きなものに囲まれた暮らし」について思い馳せれば、どんなものが空間を包んでくれますか。それは植物なのか、文化に関するものか宇宙に関するものかその範囲は広遠であり、人の数だけ個性があるように、空間も人の数だけ異なります。今回ご紹介したい住宅は、お施主様の好きなものを詰め込む器となった好きなものを好きなだけ飾ることが楽しい住まいです。そんな住まいの提案はTAMAI ATELIERによるものです。住宅が住み手を移す鏡のように、年月と共に住み手のスタイルへと馴染んでいくようです。

千本格子と欄間と和室

まず目に飛び込むのは千本格子の建具とひし形格子の欄間です。濃いめの塗装で仕上げられた木材は古民家を思わせる仕上がりです。淡い薄緑の畳、夏虫色の壁との濃淡から、心休まる和の空間が広がります。そして、壁面の間接照明と少し粋な中央の照明には風鈴のような透明感があり、明るく涼しげな雰囲気を演出します。

新旧入り混じるダイニングスペース

こちらも随所にみられる濃い塗装仕上げの無垢材や古材。住み手が元の今まで暮らしてきた時間を新しい空間へ織り込みながら新旧の素材、モノたちがしっくりと馴染んでいくような空間へと築きます。キッチンとダイニングを隔てるカウンター下部にはたっぷりの収納があります。ここには住み手の好きなものが隙間なく収まるはずです。きっとそれはダイニングに集まる人と賑わい、会話は尽ないことでしょう。

土間で繋ぐ室と室

階段横に伸びる細長い土間スペース。濃い塗装の木仕上げはもちろんの事、足元の開口や和紙のようなシェードに包まれた壁面ライト、そして正面に見える濃藍の暖簾からは空間を和のテイストへとぐっと引き込みます。階段下のスペースには収納へと活用。木建具で遮れば階段と共に生活感を一時的に被い隠す事が可能です。

風情感じる玄関

玄関の外照明によって、大胆な陰影と柔らかな風合いを醸し出す住宅外壁仕上げ。玄関引き戸からも和風の雰囲気を感じ取れます。引き戸の先に見える室内は土間が続き、板間、和室へと連続していく空間は家族の団らんが中心であり、古民家そのものです。ゆったりと通り抜ける心地よい風を感じる事が出来るでしょう。

大きな軒のある住宅外観

夕景の中の外観。大きく突き出た深い軒の出は玄関ポーチをすっぽりと覆います。夏場には急な雨が降っても開口を閉め切らずに雨に濡れた涼しい風が室内を流れます。まだまだ青くゆとりのある庭スペースは植栽や園芸など住み手の今後の楽しみにもなります。古材や手作り、好きなモノを集めた素材たちを活かし、楽しむことができる住まいは住宅と人の調和と癒しを生むのではないでしょうか。

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