Tei 読書デッキ: キリコ設計事務所が手掛けたベランダです。

眼下に絶景が広がる終の棲家

K.Matsunaga K.Matsunaga
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住宅を建築する際、理想を思い浮かべるのは実際に住む建物の方に向くことが多くあります。しかし建物は土地の上に成り立つもの。土地から探す場合は、周辺環境や、理想の建物が合うかどうかという視点で考えることでしょう。しかし、理想の土地とはときに運命的な出会いを果たすことがあります。そこに立った瞬間「この土地に暮らしたい」と思えるような衝撃的な縁と出会うことがあったなら、土地から始まる家づくりの形もあるかもしれません。今回ご紹介するのは、まさにその景色に一目惚れをしたという建主の家のストーリーです。キリコ設計事務所が手掛けた絶景の土地に立つ素晴らしい住宅は今後の人生を明るくしてくれるものに違いありません。

運命的な出会いの土地に立つ木造住宅

太平洋が広がる高知県東部、眼下にその雄大な海を望むことができる高台にこの家は建っています。建主の思いは退職後、この環境を生かしゆっくりと愛犬と共に趣味の時間を過ごせる空間にすること。運命的な出会いの土地から始まったこの計画は、その環境を十分に生かした終りの棲家として人生を共にすることとなります。どっしりとした大きな軒に漆黒の板貼りの外観、ルーバーからこぼれる灯りは思わず玄関へと導かれるような佇まいをしています。目線の先には高知の太平洋が広がり、波の音を聞きながら始まる暮らしは思い浮かべるだけで憧れの感情を抱いてしまうことでしょう。

絶景を臨む玄関

玄関から外へ出ると、視線の先にはまさに絶景の海が足取りを迎え、日の動きによってさまざまな色に染まる空を眺めながら毎日を過ごすこととなります。一歩家の外へ出るにも、また外から家へ帰ってきても、いつもこの雄大な景色が日常にあるというのは思わずため息がこぼれてしまいます。自然がそばにある、という環境にふさわしく、素材に自然の材料である木材をセレクトした外壁や玄関ドアは生活スタイルにもぴたりとはまり、人工物にありがちな冷たさを一切感じさせません。

木々の借景がくつろぎを生むダイニング

キッチンの対面側には畳敷きのダイニングが配置され、二面の大きな窓からは溢れる緑が借景として広がります。海と森が同時に臨める環境を存分に取り込んだなんとも贅沢な景色です。余分な色を加えず、景色とナチュラルな自然素材の色でシンプルに空間をまとめあげ、ずっとそこで佇んでいたくなるような落ち着いた場所が生み出されています。畳は一段上がった堀こたつ式になっており、調理をする人とも視線をそろえることができ、また外部に広がる緑がより視界に取り込みやすくなるという役割も担っています。こうして計算されたレベルにより、抜群の居心地が確保されるスペースとなりました。

縁側の広がる風景

さらにダイニングの先には、縁側が設けられています。海の音を聞きながら、風を感じながら、ここで飲むお茶はまた格別な味になることでしょう。二面のサッシは全面引き込むことができ、すべて開け放つと視界をさえぎるものがないためにさらに開放的にこの贅沢な空間を楽しむことができます。この土地と出会っていなければ、このような空間は実現していなかったかもしれません。

約1万冊蔵書できる書庫

ご主人の趣味である読書や映画、音楽鑑賞を楽しむための書庫が設けられています。収納できる総数は約1万冊。この書庫は可動式の棚で設えてあり、好みに応じて棚を増減させることや、高さの調整が可能な仕組みとなっています。この先を楽しむことができる環境と、それをサポートするスペースが確保できることはさらに人生を豊かなものへと導いてくれることでしょう。

海の音を聞きながら読書ができるデッキ

書庫から続く半屋外のスペースはご主人の読書をするためのデッキとなっています。昼間は目前に広がる海を感じながら、また日が落ちる頃や朝方は静かに染まる空を眺めることができる空間となっています。読書はもちろん、景色を眺めながらお酒を楽しむことや、考え事をしながら心を落ち着けること、さまざまな用途として活用できる書斎となるでしょう。いずれにしても、この素晴らしい環境と共に歩む人生は未来を明るく照らしてくれるに違いありません。

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