1階リビング: Kikumi Kusumoto/Ks ARCHITECTSが手掛けたリビングです。

増築・改築・減築。それぞれの特徴とメリットまとめ

Takashi Sasaki Takashi Sasaki
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増築や改築、さらには減築について、長年住み続けていると考え始めてくると思います。あるいは、始めから新築ではなく、古民家や中古マンションなどを購入して自らリフォーム・リノベーションを行っていく方も増えています。そこで今回は、増築・改築・減築のそれぞれの特徴と、それらが住まいにもたらしてくれるメリットについてまとめて紹介していきたいと思います。今や将来のライフスタイルに合った方法を選んで、再び快適な住まいへと生まれ変えていきましょう!

増築とは

増築とは、今ある建物に新たに建物を付け加えることで、家全体としての床面積を増やすことを指します。基本的に既存部分を大幅に解体することはありませんが、増築部分と既存部分が接する場所を解体してつなげたり、平屋の上に2階を新たに設ける場合に構造を補強したり、屋根を解体するなどの必要はあります。もちろん床面積が増えるということは、建ぺい率や容積率などの法的な規制も考慮に入れる必要があるので、建築家とその点も確認しながら進めていきましょう。

写真:Kai Nakamura

増築のメリット

既存部分はほぼそのままに増築工事が可能なことが多いので、工事中に仮住まいに移り住む必要もなく、そうした手間やコストがかからない点が増築のメリットとして挙げられます。また、建て替えとは異なり、今や将来必要となる場所や機能をピンポイントで既存の建物に付加することができ、効率的で工期も短くすることができるという点も魅力となるでしょう。

改築とは

改築とは、一般的に床面積をそのままに間取りの変更などを行うことを指します。また、改装という言葉もよく目や耳にすると思いますが、改装は床面積や間取りもそのままに壁紙や床材の張り替えなど、内外装を新しくすることを表します。同様の意味で、リノベーション(renovation)がありますが、その「革新、修復」といったもともとの意味からも、空間的・機能的にも新築時よりもさらに質が向上する工事のことを表します。それに加えてコンバージョンについても、「コンバージョンで住まいをより自由なかたちに!その意味と知っておきたい5つのこと」で参考にしてみて下さい。

改築のメリット

古民家改修:通り土間のある家: m5_architecteが手掛けたダイニングです。

改築では基本的に建物の躯体の変更は行わないため、建て替えに比べるとコスト面や工期の短さがメリットとして挙げられます。ライフスタイルの変化や、住み続けている内に不便な点やインテリアの中で不満な部分も見えてくることから、そうした部分も解消することができます。法律上、「改築」は建物を以前と同じような用途・構造・規模で建て替えることを言うため、いわゆる「リフォーム」や「リノベーション」は「大規模模様替え」あるいは「大規模修繕」という言葉で表されます。こちらのM5_ARCHITECTEが手掛けた築約100年の住まいでは、度重なる改修や修繕によって、逆に使いづらくなっていたり、建物全体としてまとまりのなくなっていたものを「大規模模様替え」で再び建物がもともと持っていた風情や空間性を取り戻しています。

写真:写真家/近藤泰岳

減築とは

減築とは、その名の通り、建物の床面積を減らすことを指します。子どもが成人し一人暮らしをし始めると、大きな家に夫婦二人や一人だけで住むことになり、メンテナンスや掃除も大変なことから、最近では減築を行う住まいが増えています。こちらの住まいでは、もともとの建物の約7割の大きさに減築し、住み手の現在や将来の生活スタイルに適した住まいへとコンパクトに生まれ変わっています。

写真:河野博之

減築のメリット

家の大きさが小さくなることから、損をするような方法だと思う方も多いと思いますが、実際には多くのメリットをもたらしてくれます。まず、移り住む必要がなくなり、住み慣れた家と土地にこれからも住み続けてことができます。また、建物が小さくなることで屋外空間が増えて、外の空間をより有効に活用することができるようにもなります。また、2階をなくすことで階段のない安全な住まいともなりますし、耐震性の向上、メンテナンス費用の軽減にもつながります。

ベストの方法で住まいを再び快適な家にしていきましょう!コメントをお待ちしています!
FingerHaus GmbHが手掛けたプレハブ住宅

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