homify360° 住むほどに美しさが増す小さな洋館

Emi M Emi M
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アンティーク品だけが持つ魅力があります。それは家具であったり楽器であったり、小さな写真フレームやアクセサリーにも共通して言えること。長い年月を重ねたものだけが持つ独特の質感や輝き。”安かろう悪かろう”といった数ヶ月〜数年でだめになってしまう安価な使い捨てクオリティの製品とは対照的に、”アンティーク”と呼べるほどにまで長い年月を耐えることができた製品は、高品質の素材を使用して手作業で時間をかけ丁寧に作られたものであると言えます。そしてそれを手にした時に思いを馳せるのは、このアンティーク品が辿ってきた”人生”とでも言うべき過去について。以前の所有者はこの品をどんな思いで購入し、どのように生活の中で使っていたのだろうか。知る術はなくともただひとつはっきりと言えるのは、大切に扱われていたからこそ今自分の手元にある… 。そう考えると使い捨てには決してできません。そしてそれは住宅にも言えることではないでしょうか。アンティークのように住むほどに経年美化していく「ちいさな塔の家」をご紹介します。

漆喰とアンティーク部材でつくられた小さな洋館

手掛けたのは愛知県名古屋市に拠点を置くソフトデザイン一級建築士事務所。建坪約13坪という決して大きくはない住宅ですが小さな塔のようなファサードが印象的で、植物に囲まれた階段を上って開ける縦長の木製ドアはまるで小さな教会のような雰囲気を持っています。木造三階建て+地下収納という構成で敷地を最大限活用し小さいながらも家庭菜園や果樹園もあるそう。

洋風の趣と経年美

クライアントから求められたのは「洋風の趣と経年美」というもの。そこで外国から取り寄せたアンティーク部品と日本の建材を組み合わせ、新築した時からアンティークな趣のある仕上がりとしました。しかし購入できるアンティーク品を使うだけでは本当の経年美とは言えません。

年月を重ねる毎に美しさが増す家

そこで家を構成する素材を漆喰と無垢フローリング、大谷石や天然スレート等、経年美化する材料に限って使用することで、住まうという究極の使用方法でこの住居自体を経年美化させ、そして住人自身も歳を重ねるように共に年月を経たのちアンティークの美しさを持つ家になるという、クライアントの要望に応えた長い人生を過ごすにふさわしい住宅となったのです。

エントランス

こちらはシンプルな装飾ながら優美な曲線が美しいシャンデリアが灯された玄関です。左右対称のレイアウトがクラシックな洋館を思わせます。靴の脱着時に便利な腰掛けられるベンチ型の収納が設置されており、クッションと猫足の小さなサイドテーブルを置けばちょっとした来客時に便利なおもてなしスペースにもなります。

ロマンティックな寝室

窓やドア上部などに使用されているステンドグラスは、この家の為にデザインされたオリジナルと外国から輸入したものを加工したものです。光が入る角度によって様々な色と表情を見せるステンドグラスはまさに古い洋館を思わせるアイテム。こちらは少し褪せたピンクで塗られた壁や枕元のシェード付きランプなど細部までノスタルジーに満ちた寝室です。

この小さな洋館は時が経つほどに美しさを増す大切に永く住まうことができる住宅と言えます。

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