homify360°: 田舎ならではのスローライフを楽しむ住宅「 K5-house」

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K5-house 「スローライフの家」, Architect Show Co.,Ltd Architect Show Co.,Ltd
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アーキテクト憧によってK5-houseは福岡県久留米市の豊かな自然が残る静かな田園地帯に建てられました。田舎ならではの暮らし、自然と向き合いその恵みや変化を見つめながら一日一日を大切に過ごす”スローライフ”を送ることができる住宅です。子供を持つクライアント一家、そして家族ぐるみで長い付き合いのある地域住民たちも共にこの地でゆったりとした幸せな時間を過ごすことができるよう、自然環境と建築の調和をコンセプトに設計されました。

ウッドデッキは家族が集まるポイント

この住宅の大きな魅力はリビングルームの前に設置されたウッドデッキ。子供達の遊び場として、家族が集うリビングの延長として、手足にナチュラルな肌触りが心地良いこのウッドデッキは家族や友人が集まるミーティングポイントとしての役割も持っています。大きく取られた開口部のアルミサッシを全開にすれば内と外の境界無く交流が可能となり、子供達がデッキで遊んでいる様を室内から確認したり遊びに参加したりと、子供と親、双方にとって嬉しい環境になっています。

スキップフロア構成の室内

室内はスキップフロア構成となっており三つの異なるレベルで設計されています。その段差は空間をゆるやかに仕切るだけでなく、ベンチに座るようにそこでリラックスしたりステージに見立てたりと自由な発想で家中を楽しむことができます。またリビングとキッチン&ダイニングルームの間は状況や目的に合わせて可動スクリーンによってフレキシブルに仕切ることが可能です。

スタジオのような半地下室

キッチン&ダイニングルームの下には半地下室があります。地下室と言っても白い壁、明るい色味のフローリング、シンプルなトップライトで圧迫感の無い明るい空間。こちらは壁の一面が全面鏡張りとなっておりダンスの練習や演劇にうってつけのスタジオとなっています。また外で遊ぶことができない雨の日には屋内スポーツなども、成長期の子供達がどれだけ動き回っても階下への足音を気にせず存分に楽しむことができます。楽器の演奏にも良さそうですね。

住宅のアイキャッチ

室内において印象的な存在感を放っているのがこのレッドシダーの柱列。美しいアイキャッチとして室内のシンボルになっていますが実は階段を支える役目を持っています。手すりに設置された間接照明によってライトアップされた夜間は階段が宙に浮遊しているようにも見え幻想的です。

和室が持つ機能

田舎における地域行事は人間関係を良好に、親密に保つひとつの装置でもあります。こちらの住宅の和室は広々とした落ち着いた空間で家族が寛ぐ為にはもちろん、地域住民の会合などにも対応できる部屋。障子越しの優しい光が満ちる和室では子供からお年寄りまで落ち着いて過ごしてもらうことができるでしょう。伝統的なスタイルを踏まえながらも敢えて敷き詰めていない縁なし畳や、横長の組子を採用した障子などモダンな雰囲気も持った和室となっています。

写真撮影:石井 紀久

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