ゆったりとくつろぐための小上がりのある空間5選!

K.Matsunaga K.Matsunaga
スバコ, 藤森大作建築設計事務所 藤森大作建築設計事務所 モダンデザインの リビング
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日本では、古来から「床座」のスタイルが一般的でした。近年家具や椅子、ソファなどライフスタイルが西洋化してきている今でも、床に座るとほっとするくつろげる空間の畳。和室を孤立させるのではなく、リビングの一部として取り入れるスタイルでは畳のスペースを小上がりの形にするのが根強い人気があります。ソファの代わりに腰掛けをしたり、寝転がってもゆったりと使えるスペースはアイデア次第でより家の中に豊かさをもたらすでしょう。今回ご紹介するのは、小上がりのある空間5選です。暮らしの中に自然に馴染みながら、リズムを与える素敵なアイデアを見てみましょう!

1.シンプルモダンな小上がりの空間

ウタグチシホ建築アトリエ/UTAGUCHI ARCHITECTURAL ATELIERが手がけた、シンプルな空間は寝室以外がワンルームとなっており、フローリングのリビングと小上がりの和室、書斎コーナーが同居します。勾配天井の広々としたシンプルモダンな空間は、それぞれが別の役割を担う場所が混在していてもすっきりとまとまっており、違和感なく調和しています。明るさのある色合いの中に、カウンターや収納など機能性もしっかりと考慮されています。本住宅については「穏やかに大らかに。ミニマルな平屋住宅」で詳細をご紹介しています。

2.木をふんだんに使った温もり溢れる空間

SHU建築設計事務所による平家の家。無垢材をふんだんに用い、自然素材を熟知した職人たちが協力しあって手がけた住まいです。どっしりとした柱や梁が使われた、木の香りに包まれる空間で心地よく過ごすことができそうです。キッチンの前にあるリビングの小上がりは、キッチンの前に立つ人と座ってくつろぐ人の目線が近くなり、自然と会話も弾むでしょう。テーブルのある場所は堀炬燵となり、小上がりに腰掛けながらテレビを見たり食事を囲むことが可能です。本住宅については「木を熟知した職人の技!素材が活きる住まい」で詳細をご紹介しています。

3.わずか12坪の中にある心地よい空間

まるで秘密基地のような、こぢんまりとした中に映えるブルー。この小上がり空間は、わずか建築面積が12坪の狭小住宅にあります。間口が狭く、いずれ三方に建物が建つことを考慮し、限られた空間の中にこの家だけの快適さを向山建築設計事務所が叶えました。狭小住宅の場合、なるべく広い空間を取るためにフロアをフラットにする方法もありますが、この家ではこの小さな小上がりがソファの代わりにもなり、書棚を兼ねた小さな子供部屋や書斎のようにもなり、さまざまな役割を担うスペースとして暮らしに豊かさを与えています。本住宅については「12坪で叶える心地良い暮らし」で詳細をご紹介しています。

4.森の中にいるような、自然に寄り添える空間

藤森大作建築設計事務所が手がけた、高低差がある敷地に建つ家です。この敷地ならではのひらけた眺望の中に、まるで鳥の巣箱をイメージしたような自然がそばにある空間がデザインされました。リビングは大開口の窓を持ち、開け放つと緑豊かな風景の中に身を置いたような心地よさが広がります。小上がりは畳敷になっており、この自然を楽しみながら寝転がったり、テーブルと組み合わせて椅子のように使ったりと思い思いに過ごすことが可能です。本住宅については「心地良いリビングが生み出す家族の空間」で詳細をご紹介しています。

5.海と森が贅沢に臨める絶景の空間

全面開放のできる窓を開け放つと、まるで森と一体化したような空間に身を置けるこの家。キリコ設計事務所の手がけたこの家は、住まい手が終わりの棲家として一目惚れした土地に建てられました。高知県の太平洋を眼下に臨む高台にあり、海と豊かな木々に囲まれた環境で趣味と愛犬とともに暮らす空間です。テラスに続く小上がりの空間は、テラス用の椅子や家具としての役割も担いながら、堀炬燵やダイニング、寝転がって自然や波音に身を任せられる和室と多彩な使い方が可能です。本住宅については「眼下に絶景が広がる終の棲家」で詳細をご紹介しています。

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