土間についてもっと知りたい!土間のまとめ

Kiohde Hayai Kiohde Hayai
ヒョウタン, 今津修平/株式会社MuFF 今津修平/株式会社MuFF モダンデザインの リビング
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今では土間を見ることは少なくなってしまいました。土間とは家の中にある床の無い場所で、それは地面と高さが同じになっています。そのため、昔の家では台所や玄関などに土間が作られ、家の中にある屋外空間として、そこに竈が置かれたり、外から持ち込んだものを置く場所として使われていました。そんな土間も竈でなくコンロを使うようになり、倉庫やガレージにものを置くようになることで、その必要性が失われ、私たちの暮らしの中で見かけなくなるようになりました。ですが、今再び土間が注目されるようになっています。土間が生み出す特別な空間の魅力が見直されて、再び家の中に設けられるようになっているのです。そこで今回は、そんな土間について簡単に紹介したいと思います。

1、土間とは、 それが持つメリット

再び見直されるようになってきている土間。それが見直されているのは、古き良き時代を懐かしむだけではありません。それは、生活スタイルが変わっても失われることのない魅力を持っているのです。例えば、土間は床が無く地面と同じ高さとなるため、屋外と接する場所に取り付けられていました。そんなこともあり、屋内にありながらも、屋外のような中間的な空間を生み出す場所として考えられています。こうした特性を生かして、家の中にいても、外にいるような印象を与え、開放的な印象を感じさせるように使われたりもします。このような土間が持つメリットについては「土間の魅力まとめ集」で紹介しています。

2、土間のデメリットは?

土間にはメリットがある一方で、デメリットもあります。それは家を冷えさせてしまうことです。土間は地面から近いため、外部からの温度の影響を受けることになります。床があれば、地面から距離を保てるため、このような影響を避けることができます。土間で多くの時間を過ごすことがなければ、大きな問題になることはないでしょう。ですが、もしそこで多くの時間を過ごすことを考えるのなら、断熱などについて、しっかりと考えなければいけません。こうした土間のデメリットのメリットとの比較については、「知っておきたい!いま流行りの土間のメリット・デメリット」で詳細を紹介しています。

3、モダンにアレンジされた土間

土間は現代的にアレンジされるようになり、そこで使われる素材も変わってきています。かつては珪藻土や三和土が使用されていましたが、現代ではコンクリートを使ったものが多くなっています。こうしたコンクリートの土間はコンクリートを利用した家とまとまりを生み出してくれるでしょう。また、そのシンプルでミニマルな印象はオシャレな雰囲気を演出してくれます。ですが、その一方でデメリットもあります。このような土間コンクリートのメリットとデメリットについては「土間コンクリートでおしゃれな床に!そのメリット・デメリット」で紹介しています。

4、伝統的な土間を生かすリノベーション

現代的にアレンジされた土間が注目されていますが、決して昔ながらの土間に魅力がないわけではありません。元々土間があった家を、その空間を生かしたままリノベーションを行う場合もあります。向井一規建築設計工房は、築70年の通り土間のある長屋のリノベーションを手がけました。こちらの家では長屋を突き抜ける通り土間をそのまま残しつつ、解放感を感じさせるように一部を吹き抜けに変えています。また屋根の一部に天窓を設けたため、そこから太陽の光が差し込み、通り土間を光で満たします。そのため、ここでは明るく開放的な気持ち良い、にもかかわらず日本の伝統を感じさせる空間が実現しているのです。このような本住宅については「築80年の長屋を現代的に再生「原型からの再生」」で詳細を紹介しています。

5、土間が生み出す空間の多様性

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最後に紹介したいのは、土間の持つ家の多様性です。家は土間によって家が制限されるのではなく、それによって、新たな魅力を手に入れます。例えば、松岡健治一級建築士事務所が手がけた家では、リビングに土間があることで、気軽に家族が集まれるようになっています。また建築事務所FCDは土間がリビングと屋外空間を繋いで、お客さんがリビングに気軽に寄れるような開放的な場所になっています。このような土間を生かした家については、「オシャレな土間を持つ家10軒!」で詳細を紹介しています。

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