原型からの再生: 向井一規建築設計工房が手掛けた家です。

長屋とは?その特徴と魅力まとめ

長屋とは?その特徴と魅力まとめ

Takashi Sasaki Takashi Sasaki
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長屋と聞くと、江戸時代から続くような古い木造の建物をまず思い浮かべる方も多いと思います。近年、新しいものはもちろん、古くからあるものを、元々の良さを活かしつつ、新しく住みやすい住まいへとリノベーションする動きも盛んになっています。そこで今回は、長屋とはそもそもどういうものなのか、そしてその特徴や魅力について、実際のリノベーションなどの例とともに紹介していきたいと思います。

長屋とは

長屋とは、複数戸が1つの建物の中で壁を共有する形で構成される集合住宅のタイプです。特徴的なのは、それぞれの住戸が1つ1つ個別に直接外へとつながる玄関やアプローチを持っていることです。江戸時代においては、平屋の長屋が主流でしたが、その後は2階建て以上のものがほとんどです。古くは狭くて暗いという室内空間でしたが、こちらの森建築設計が手掛けた賃貸長屋のように、それぞれの住戸にパティオやロフトが設けられるなど、今では現代の暮らしに合った快適な室内空間が実現されています。

共同住宅との違い

複数の住戸が1つの建物内に構成されることから、共同住宅と思われるかもしれません。しかし、2つは厳密には異なり、個別の玄関を持つ、つまりすべての住戸が直接道路につながる長屋に対して、共同住宅は、共用の廊下や階段を通して各住戸に入っていくかたちになります。それにより、各都道府県の条例において、特殊建築物となる共同住宅は、耐火建築物にする必要など、長屋よりも様々な制約が課せられることになります。

長屋の空間的な特徴

古くは、多くの長屋が左右に住戸が隣り合い、2面の壁を共有し、その面には開口が開けられなかったことから、長屋の室内はどうしても暗く、また狭い室内空間が多数でした。しかし、現在では新築のものは複数階で開放的な室内となっており、また、リノベーションにおいては、こちらのように、天窓を設けることで室内に光を落としながら、長細い空間の魅力を活かして、壁が視線の邪魔にならないシンプルで奥行きを感じられる室内空間となっています。天窓については、「愛犬と暮らす天窓のある家」でも紹介しています。

写真:鈴木研一

コストの安さ

先に述べたように、共同住宅に比べて法規的な様々な制約が緩いことは、建設費用を抑えられることにも関わってきます。また、そうしたことは、賃貸料の安さにもつながります。既存の長屋を改修する場合でも、築年数の古い建物が多く、それゆえ空き家率も高く、物価が安くなっていることが多くみられることから、うまくリノベーションをすることで、経済的にも空間的にも非常に魅力的な建物となるでしょう。

写真:すぎのk

一戸建ての暮らし

賃貸の長屋でも、室内の階段で上と下の階がつながっている2階建てのものもありますし、さらにそれぞれの住戸に専用の庭も付いているものもあります。そうした住まいでは、まさに一戸建ての暮らしを楽しむことができるでしょう。また、こちらの築74年の長屋のリノベーションのように、光庭を建物の中央に設けることで、両側を5階建てのマンションに挟まれている中でも、明るく四季の変化を楽しめるような室内空間を実現することができます。

海外の長屋

海外でも、欧米を中心に長屋形式の建物が多く見られます。英語圏では、テラスハウス(terrace house)、あるいはタウンハウス(townhouse)と呼ばれます。日本のものと違い、昔からほとんどが複数階で広さも大きく、庭付きとなっています。日本でも戦後以降、テラスハウスやタウンハウスと名付けられて、多くの団地が建設されましたが、近年再びその良さが見直され、様々な取り組みが見られます。

長屋の良さを活かした家づくりをしてみて下さい!コメントをお待ちしています!
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