敷地があるのは兵庫県西宮市内、山の手にある自然に囲われた閑静な住宅地の一角です。そんな自然を感じる穏やかなロケーション、縁あって巡り合った土地は敷地の殆どが崖の三角形をしたものでした。一見すれば不利にも思える特殊な土地に誕生したのは、光をたっぷりと取り込むようなワイドで大きな開口が印象的な住まいでした。敷地の特徴を生かして、上下階のフォルムを柔軟に変形させたモダンなスタイル。二階部分は敷地の形状に合わせた三角形の平面プランに。敷地の入り口には、ツートンカラーでデザインされた木外壁を。スタイリッシュでナチュラルな印象のファサードです。
フロアから天井一杯まで開くダイナミックな開口のある二階スペースは家族が集まり寛げるパブリックな空間に。ホワイトカラーとソフトカラーの木フローリングで明るくシンプルなインテリア、窓の先に広がる青く澄んだ空が身近に感じられる開放的な空間です。お天気の良い日には開口をフルオープンにすれば、まるで屋外で過ごしているかように太陽の陽ざしやそよ風を感じるのもいいですよね。冬には中央に据えられた薪ストーブのゆったりとした温もりを愉しめる住空間に。
大きな開口に接するバルコニー、屋外から建物や風景を見渡すと、崖地に張り出した平面プランから浮遊感のある爽快なスペースに。リビングスペースからバルコニーまで広がりを感じる気持ちのいい空間です。
階段スペースの上部に設けられた小さなロフトスペース。ちょっぴり視点が高くなることによって、リビングスペースから見る風景とは一味違った眺めを愉しむことができそうです。ちょっぴり特等席のような特別感のあるスペース、温かな日差しを感じながら読書をしたりパソコンワークなどをして過ごすのもいいですよね。
一階に位置する浴室スペースはちょっぴりコンパクトなスペース。フロアには簀子のような木素材を用いて冬場でも温かみのある雰囲気のいい空間です。浴室ながら外部の視線が届かない平面プランに大きな開口を設けた空間はそのままお外にも出られそうな程の開放感と広がりを感じることができます。
【ロフトやバルコニーについては、こちらの記事でも紹介しています】
※ 回りバルコニーからサービスバルコニーまで。バルコニーの種類まとめ集
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