中庭: 松原建築計画 / Matsubara Architect Design Officeが手掛けた庭です。

現代的な和の要素を感じさせる5軒の家

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次々に新しい家が建てられ、古い家が壊されていく。そんな現代社会では日本の伝統的な家が持つ良さが失われつつある。だが、それは完全に失われたわけではない。多くの建築家は日本の家の良さを活かして新しい家を建てている。たとえ外観は現代的であっても、和の考えを活かしているのだ。今回紹介したいのは、そんな現代的な和の考えを持った家。それではさっそく見てみることにしよう。

縁側、「Yakisugi House 」

伝統的な日本の家で思い浮かぶものは何だろうか。その一つは縁側かもしれない。それは家の端にある屋根があり壁が無い場所で、家の中にいながら外の風を感じることができる。中と外の中間的な空間と言えるだろう。このような縁側を現代的な形で取り付けたのは、長谷川拓也建築デザインが建てた「Yakisugi House 」。建物には大きな軒があり、その下にはウッドデッキが広がっている。ただし他とは違うのは大きな軒に天窓が取り付けられていること。ここでは縁側となる空間が広いため奥まで自然の光が届きにくい。そこで天窓を取り付けて、広くて明るい心地よい空間を生み出している。

土間、「蒲郡の2世帯住宅」

日本の伝統的な家で重要な空間は縁側だけではない。忘れていけないのは土間。それは屋内の空間だが、地面と同じ高さとなっており、外と中を繋ぐ場所として使われている。そんな土間の中間的で場所を繋ぐ役割に注目したのがカイコ建築設計事務所。2軒の家を繋いだ「蒲郡の2世帯住宅」で土間を使っている。土間があるのは2軒の家にある共用の空間。そこが土間となることで各世帯の家を繋ぐ役割を果たしている。2世帯住宅で難しいのはその距離感。近すぎると煩わしく、遠すぎると家族の繋がりが薄れてしまう。ここでは2軒の家に住む家族が、近すぎず遠すぎない程よい距離を作るために土間が上手く活用されている。

庭(中庭)、「海東の家」

縁側や土間があるように、日本の伝統的な家は内と外との境界が曖昧で、家にいながらも外の空間を感じることができる。それは自然を日常的に感じられる生活を可能にする。だが、そのような生活は防犯やプライバシーが重視される現代社会では難しくなりつつある。そんな問題を解決してくれるのは家の中にある中庭だろう。それは防犯やプライバシーを気にすることなく外の環境を感じることができる。ここで紹介したいのは松原建築計画の「海東の家」。外観はとても現代的なスタイルとなっているが、建物の中心に設けられた中庭のため自然環境を感じられるようになっている。また中庭には大きなガラス窓が取り付けられているため、明るさや開放感が感じられる。ここでは防犯やプライバシーのために心地良い生活を犠牲にする必要はないだろう。

木造住宅、「ホソナガハウス」

日本の伝統的な家は自然を強く感じられる空間と言えるだろう。その理由は内と外の境界が曖昧なだけでなく、木を多く使うことも理由に挙げられるかもしれない。木のような自然の素材は、自然との繋がりを感じさせ、暖かな雰囲気を生み出す。そんな木の家で紹介したいのは、ムラカミマサヒコ一級建築士事務所が建てた「ホソナガハウス」。定年を迎えた夫妻のために、家は落ち着いた暮らしを重視したものとなっている。ここでは床、壁、天井、そして外壁までも木が使われている。建物を見回すと上から下まで木が見える。このような木を多く使った空間では、コンクリートなどの人工素材の家にはない安らぎを感じることができるだろう。

伝統的な建物、「茨城町の古民家」

今までは日本の伝統的な考えを活用した家を紹介してきたが、最後に伝統的な家のリノベーションの例を紹介したい。カナザワ建築設計事務所は、築120年の古民家を改装して、古くて新しい家「茨城町の古民家」を生み出している。建物の外観は昔のままの姿を保っている。内装も基本的には昔のまま。だがリノベーションによって生活の快適さが変わっている。古い大きな家では暗くなりがちだが、窓を加えたり、一部にはガラスの瓦を使い、明るい空間を実現している。また床暖房を設置して、寒くなりがちな伝統的な家に暖かさをもたらしている。このように古い家が持つ和のスタイルを生活の中に取り込み、伝統的な家で快適な生活を可能にしている。

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