個性と多様性を包み込む「象の家」

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京都に拠点を置き活動する中西ひろむ建築設計事務所が手掛けた一軒の住宅。その住宅は「象の家」と名付けられました。形状が象に似ている訳ではもちろんありません!その名の由来は「群盲象をなでる」の寓話からきています。目隠しをして象を触るとまるでそれは木の幹のように感じ、またある時は大蛇のように、扇子のように、または壁のように感じる… 。人間の感覚の豊かさや複雑さ、そして多様性を込めたこちらの住宅、さっそく見ていきましょう。

外観

深い三角屋根が印象的な外観です。屋根勾配に合わせて角度を付けた外壁がスタイルを感じさせる仕上がり。ふたつの小さな窓と玄関ドアというミニマルなデザインが直線のラインをより際立たせます。閉じられたファサードで内部をうかがうことはできませんが、どうなっているのでしょうか。

室内

こちらはキッチンから右手のダイニングルーム、左手のリビングルームを眺めたアングル。中間色のトーンが穏やかで落ち着いた雰囲気を作り出しています。フローリングも壁色に合わせて、薄く紗がかかったような柔らかさを感じる漂白仕上げに。深い勾配の屋根をそのまま生かした天井は、光が差し込むと美しい陰影を室内に描きます。

​ダイニングルーム

ダイニングルームはエレガントな空間に個性的な家具を配置して作ったミックススタイルです。使用されたのはすべてがデザインの違う四脚の椅子、巨大なランプシェードなど強烈な個性を持つユニークなアイテムたちですが、統一されたトーンとミニマルな空間のおかげでうるさくなったりごちゃごちゃした印象になっていません。高さの違うふたつの開口部のおかげで空間全体に光が満ちて、明るく穏やかなダイニングルームとなっています。

バスルーム

ダイニングルームからつながるのがバスルームです。ダイニングルームの扉を開けるとそこは深いブルーの世界。天井から床までブルーでペイントされており、一瞬で世界が変わるような驚きをゲストに与えることでしょう。このアングルから見るとふたつのスペースの違いが歴然です。廊下と洗面所、そして浴室にも窓が設置されているので自然光がたっぷり入り暗い印象にはなりません。大胆な色使い、真似してみたくなりますね。

ウォークインクローゼット

ウォークインクローゼットは木材パネルを全面に使用した仕上がり。ペイントされた部屋とはまたかなり異なる印象を与えています。開口部は上部にのみ取って、採光は確保しつつ大切な衣類を日焼けから守ります。

中庭

こちらの住宅は中庭を中心とした回廊状となっています。黒い外壁で閉じられた印象だった道路側外観とは反対に、中庭は柔らかいトーンと、室内からの温かい照明が満ちる穏やかで優しげな雰囲気。それぞれのスペースは中庭に向かって開口部を持ち、違う場所にいてもいつも家族の気配を感じられます。シンボルツリーを中心に個性的なスペースが集う、多様性を包み込むような住宅です。

FingerHaus GmbHが手掛けたプレハブ住宅

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