本物が放つ空気感が上質な空間を生む「新根塚町の家」

Emi M Emi M
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富山市に拠点をおく建築事務所アトリエレトノは「おおらかで、おだやかで、静寂に満ちた心地いい空間、自然に包まれた感覚をもたらす住まい」をテーマに活動している。まさにそれが表現されたこちらの新根塚町の住居を本日は紹介したい。

(敷地面積95坪・延床面積50坪)

都会でも情緒豊かな生活を

喧噪と忙しさが取り巻く街なかにある敷地では、ゆるやかに情緒豊かな生活を送ることは難しいと思う方が多いだろうが、アトリエレノトの考えとこの住居は違う。「街なかであっても、ただ光や空を取り入れるだけでなく緑と一緒に暮らす工夫をすることで情緒豊かに過ごすことができます」と代表の深山氏は言う。

自然素材を使う重要さ

この住宅においては壁一面を窓とするような大開口部があったり、そこから深い緑が見えるという訳ではないが、それでもなぜか自然の匂いを感じるのはなぜだろう。それはきっと大谷石や無垢の木材、 和紙や漆喰などの自然素材がふんだんに使用されているからだろう。そして光はそこに陰影を落とし様々な表情を映し出す。庭に植えられた樹木が四季によって姿を変え我々の目を楽しませてくれるのと同じように。

落ち着きを生む「低さ」

高い天井でありながら低い位置に設けられた開口部。そこから差す光は部屋を落ち着いた空間にする。視線の先にあるのは余計なものを一切省いた庭。日常の雑然としたものを忘れ、穏やかさに浸ることができそうだ。

ダイニングから数段上がったこちらのリビングは対照的に天井を低く設計している。木製の塀は外部からの視線を遮り、温かな光と庭の樹木を愛でながら過ごす時間は隠れ家にいるような心地良さ。

本物が持つ上質な空気

どの部屋も静寂に満ちながら差し込む光の美しさによってドラマチックさすら感じる空間となっている。そこに置かれる家具はチープな合成素材を使った使い捨てのようなものではいけない。長い年月をかけて自然が生成した上質な素材で作られた家具は、生命力を感じさせながらも大らかに穏やかに生活を支えてくれる。そしてその空気に包まれて暮らすとき、本当の豊かさを知る。

自然と共に

アトリエレトノの考える居心地の良さとは自然との関わりの中で得られるものであり、自然と共にあるものだという。「緑は四季の変化や風、匂いなどを部屋の中へ運び込み、 陰影の美しさをつくり出し、そこに触れる心を潤してくれる。 そして本物が放つ空気感は、 私たちに上質な居心地をもたらしてくれます」

この新根塚の家で暮らすとき、それが実現するのは想像に難くないだろう。

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