新旧が調和した豊かな空間「 House Ookimati」

Emi M Emi M
Google+
Loading admin actions …

古き良きものと、新しいもの。リノベーションはただ建物を建て替えるだけではなく、それらを調和させる作業でもあります。愛着のある古いものは心を落ち着かせ、生活を豊かにしてくれます。今回紹介するのは福岡県の郊外に建つ築30年程の木造住宅のリノベーションです。

エコリコデザインのコンセプト

担当したのは福岡市に拠点をおき、九州全域と山口県で活躍するエコリコデザイン。そこに住まう人々のそこで営まれる暮らしをやさしく包み込み、愛情をかけて住み込むことで少しずつ成熟できる様な心地よい居場所づくりを目指す設計事務所です。設計条件は「夫婦2人の住居スペースと地域に開けたピアノ教室を設けること」でした。エコリコデザインは「既存建物の古き良き物はできる限り残しつつ、新旧を調和させること」をコンセプトとしてこのプロジェクトを開始しました。

「地域に開かれた場」の価値

1階はどこか日本的でノスタルジックな雰囲気を持ったピアノ教室へと変貌しました。木材をふんだんに使用した室内、そしてテラスへとそのまま続く開放的な空間はミニコンサートにもぴったりです。ピアノ教室の生徒だけでなく色々な人が交流できる場になりそうな魅力的な雰囲気です。

普段の生活の中で生の音楽に親しむこと、そういった場が地域にあること。しかもそれが限られた人へ向けた特別な場ではなく、地域の住民による住民のための場であるということ。それはただのピアノ教室の枠を超えた「地域に必要とされる場」ではないでしょうか。

自然を取り込んで心地の良い空間に

2階の住居スペースは壁を取り払い、築30年の物件とは思えない広々とした空間になりました。ナチュラルな肌触りの床や柱のある住宅は、長い年月をかけて共に生活を作り上げたいと思わせます。窓からは敷地の周囲に広がる緑や遠方の田園風景をうまく室内に取り込んで、風通しが良くさらに気持ちの良い空間に。

憩いの場となる縁側

懐かしいこじんまりとした縁側で春は花を愛でながら、夏はスイカ片手に夕涼み… 近所の人たちとのおしゃべりに花が咲きそうですね。

次世代へと引き継がれる古き良きもの

住居に愛着を持つことは自分の生活ー人生に愛着を持つことと同義かもしれません。良質な自然素材を使用した住居は手入れをすれば長く住むことができるので、数十年後再びこうしたリノベーションを経て次の世代が引き継ぐことも可能であり、同時に、愛情を持って長い年月使われた新しいものは古き良きものへと変化して、これもまた子や孫へ継がれていく… 。現代のファストファッションに代表される消費文化とは正反対に位置する価値観ですが、果たしてあなたはどちらを心地良く感じるでしょうか?

このリノベーションについて何か感じることはありますか?ぜひコメントを書いて下さい!
FingerHaus GmbHが手掛けたプレハブ住宅

住宅建設や家のリフォームをお考えですか? ぜひご連絡下さい!

住まいのデザインを見つけよう!